食戟のソーマのあらすじ/作品解説

食戟のソーマのあらすじ・作品解説

「食戟のソーマ」は2012年から連載開始されたグルメ漫画で、2015年2月現在単行本が10巻まで。小説が2巻刊行され、同年4月からはテレビアニメもスタートする人気作品である。原作を附田祐、作画を佐伯俊、料理監修をタレントで料理研究家の森崎友紀がつとめ、作中に登場する料理のレシピが単行本に収録されている。物語は下町の定食屋の息子である主人公が、名門料理学校に入学する所から始まる。この学園には独自のシステムがあり、それがタイトルにもなっている「食戟」と呼ばれる「対価」を賭けた料理対決である。主人公は持ち前のノウハウと発想、出会った人達との交流から新しい料理を作り出し活躍をする。また、料理を食べた時の大仰なリアクションも見物。主人公の周りには美少女が多く、彼女たちのリアクションは肌色描写多めのサービスカットとなっている。作画担当の佐伯俊は別名義でアダルトコミックを執筆しており、その画力は折り紙付きである。

食戟のソーマの評価

総合評価: 4.504.50; (4件)

画力: 4.754.75

ストーリー: 4.134.13

キャラクター: 4.504.50

設定: 4.384.38

演出: 4.254.25

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食戟のソーマの感想

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ジャンプに現れた新星グルメ漫画

現在のジャンプを支える漫画であろうと断言できる筆者が『週刊少年ジャンプ』を最初に読んだのは幼稚園のとき。兄が買っていた『ジャンプ』を絵本代わりに読みふけり、いつしか『ジャンプ』は週に一度の楽しみーーというか、生活の一部になっていた。ある時代、ジャンプの衰退期が現れた。人気作は固定され、しかも全てがバトル漫画。あるいは、腐女子受けするだけのキャラクター漫画が掲載上位になり、新人や重厚な設定のストーリー漫画が育たず消えていった。時代の流れもあったのだろう。コンビニで子供が『ジャンプ』を買っていく姿を、全く見かけなくなった。見るのは、昔『ジャンプ』を愛読していたであろう元少年ーー青年・中年層が群れをなしてコンビニで立ち読みをしている姿だけだ（正直、筆者はこの光景が大嫌いだ。良い大人が２００円そこらの雑誌を立ち読みをしてほしくない。買ってくれよ）。『ジャンプ』購読層は、紛れもなく変化している。...この感想を読む

4.04.0

すらり
2016/03/31

117view
2240文字

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料理をバトルに取り入れた実演的王道漫画！

料理をバトルに取り入れた王道漫画！リアルでも料理を用いてその美しさや食べやすさ、そして美味しさを競う大会は多く存在しますが、料理のバトルを漫画に取り入れた例はあまりありません。料理に対し、その工程や熱意をまざまざと描き、また料理もきちんと成立させている王道漫画は本作品が初めてです。また料理を巡った戦いというということで、きちんと仲間というチームワーク的要素や非情な部分も演出されていて、バトル漫画の要素も主張されているなと感じました。個性豊かな登場人物たちと彼らを取り巻く世界観や設定主人公の幸平ソウマを始めとして多くの料理人なる登場人物が登場してきていますが、郷土料理・イタリアン・フレンチ・中華はもちろんのこと、その中でもさらに技術などによって特性や特技が分化され、誰として得意とする料理が全体として被ることなく、それが個性にもつながっており、またそれぞれが足りない部分も読み始めに感じ取れ...この感想を読む

4.04.0

Reeg
2016/09/03

94view
1259文字

新しい形の料理漫画

まさか料理漫画でジャンプの王道を征くとは誰が想像したでしょうか。料理漫画としてはやや邪道。しかし熱いバトルにエロ、知能戦と技術・体力を活かした料理バトル漫画の第一巻です。第一巻なので話は舞台とキャラ紹介がほとんどですが、しかしその中でもきっちり要所を抑えて主人公に見せ場を作り、そしてそれを確かな画力で描いています。特にモブキャラまでそこそこ作り込んでいるのが高評価。今後どのようなキャラ、どのようなお題で料理していくのか非常に楽しみです。個人的には田所ちゃんの可愛さがツボにはまりました。それなりに重要ポジションみたいなので、今後彼女がメインの回が出てくれると期待しています。その他編入式で出たキャラクターも今後どのように出てくるのか、作者の手腕に注目したいです。

5.05.0