花と奥たんと私
不自然な幸せな世界奥たんの暮らしは、得体の知れない巨大な花の存在でいつ壊れてもおかしくない危うさを孕んでいる。無理して幸せを演じているのが不自然だけど、とても幸せにご飯を食べるその様子がとても魅力的で、影にある恐怖とフワフワとした可愛らしい奥たんとのギャップが恐怖をさらに強めている。生きることは食べること!抱えきれない恐怖を一生懸命乗り切るために行動している様子は応援したくなる。現実を忘れさせる強さが奥たんの料理にはあり、不自然な幸せが本当の幸せに変わる気がしてくる。本当のことは知りたくないけど、怖いもの見たさの心情を掻き立て、今後の展開がどうなってしまうのか、それはバッドエンドなのかハッピーエンドなのかとっても気になる作品です。恐怖を優しく幸せに描いているのに切ない。。本当に食べて大丈夫なのかな?そんな食材を美味しそうに上手に料理して食べる奥たんは本当は全てをわかっているのに、この場...この感想を読む
3.53.5
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