声には形がないけど・・・でも人間の体から出る声には温度があるの。だから、ほら、手でさわれる・・・大好きな人の声を肌にも刻めるの・・・
枕野ゆり
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「薔薇のために」は、吉村明美著、「プチコミック」(小学館刊)で連載された漫画作品である。コミック版は16巻、文庫版は9巻で完結している。 舞台は北海道。たった一人の身内である祖母に先立たれ、住む家も失い、天涯孤独となった枕野ゆり。彼女は祖母の遺した手紙から、自分が大女優「花井しょう子」の娘であることを知る。死んだと聞かされていた母が、実は生きていることを知ったゆりは、早速母親の住む家を訪ねてみるが、そこで待っていたのは母だけではなく、美形3人の異父姉兄弟だった。彼らのまるで薔薇の棘のような、見た目こそ美しいが冷たく刺さる物言いに、ゆりは最初こそ戸惑うものの、やがて彼らの率直さに好感を抱くようになる。 1993年に第39回小学館漫画賞を受賞。 2003年に、「薔薇之恋」というタイトルで台湾でドラマ化。世界7ヶ国で放送され、日本でも、2007年4月より東京、大阪、名古屋、福岡での地上波放送が開始された。
人間は外見より、中身が大切。そして、個性的なキャラクター。主人公はデブでチビでそばかすのある、ブサイクな女の子。それは、主人公自身の大きなコンプレックスでもあります。でも、性格がとても純粋で綺麗です。そして、本人はその事に気が付いていません。そんな彼女に、立て続けに不幸が襲います。彼氏にフラレた。しかも、新しい彼女を連れて来た。唯一の祖母が急死。おまけに住む所が無くなった。そして知らされた、知らなかった家族の元へ。舞台はひとつの家庭です。自分勝手で、奔放な男性関係を続ける、女優の母親。いつもダラダラ横になり、一日中ビデオを観ている姉。眼が青いので、家の中でもサングラスをしている兄。ロングヘアーで、兄に恋する、同性愛者の弟。みんな美人かハンサムです。そして、父親が全員違います。だから、最初はみんな彼女の顔を見下して、文句タラタラ言いまくります。コキ使われ、白雪姫の継母と姉たちのようです。...この感想を読む
よみがな:まくらのゆり 年齢(作品時):18歳 身長:低い 性別:女性 国籍:日本 特徴:そばかす顔 コンプレックス:容姿 分類:世間一般的に「ブス」に分類される 体型:太め ダイエット:幾度かダイエットに挑戦しているが、ほとんどは失敗に終わっている
よみがな:はなやしきふよう 年齢(作品時):26歳 性別:女性 国籍:日本 特徴:バツイチ 趣味:自室に洋画・邦画・ドキュメンタリーなど数百本のビデオを揃えている 日課:ビデオをみて過ごすのが日課 家事:完璧にこなす 親:花井しょう子と最初の夫の子 家での過ごし方:毎日ゴロゴロしている
よみがな:ももやねこきち 性別:男性 国籍:日本 住まい:札幌 特徴:売れっ子 特技:漫画 職業:漫画家 ジャンル:描けないジャンルはない 月産:月産300ページ 変人エピソード:寝ながら描くなど変人エピソードには事欠かない
枕野ゆり
片思い中のスミレに初めて名前を呼んでもらった時のことを、酔っぱらってスミレ本人に語っている
桃家猫吉
猫吉の友人の「妻が妊娠中に浮気をしてしまった」という告白に対し、怒りつつも諭している態度を芙蓉に指摘されて返した言葉
花屋敷芙蓉
「愛してくれない母親」を憎み続けてきた芙蓉が、母親が危篤になった際の独白