バキ特別編SAGA「性」のあらすじ・作品解説
バキ特別編SAGA「性」は、板垣恵介の漫画作品である。ヤングチャンピオン誌上にて2002年12号から連載を開始、2002年15号で終了、単行本として全1巻を刊行している。 今作品は「グラップラー刃牙」の特別編で、地上最強の生物・範馬勇次郎の息子・範馬刃牙(バキ)と、下宿先の大家の娘・松本梢恵との、最愛の出会いを描いている。 父・勇次郎を超えるため、格闘技を究めんとするバキには、母親以外で唯一気を許した女性・松本梢恵がいた。 ある日、バキが下宿先から通学するため、ドアを開けると「見つけて会いたい梢恵」とある手紙を見つけた。一目見たバキは、風を切るようにして走り、梢恵を探すのであった。 梢恵は、料理をするための材料を買い込み、ある住宅に入ると、すでに汗だくのバキがいた。驚いた梢恵は荷物を落としてしまうのだが、汗だくのバキは平然と「遅かったな」と話しかける。 少しの会話の後、2人は抱き合い、キスを交わし、裸になって愛を確かめるのであった。
バキ特別編SAGA「性」の評価
バキ特別編SAGA「性」の感想
なんというか
いやもう、オリジナリティとかでいえば完全に満点というか、★10でも★20でもあげたいくらいです。だって。あんな有名でアニメ化までされた格闘漫画の、主人公とヒロインの情事のために一冊書くなんて・・・他ではまったく、聞いたこともありません。「バキ」本編でいえば、柳が刃牙の家に訪ねてくる直前の話です。これは、一言でいえば・・・何とも非常にバキらしい作品。キスシーンの次のページが解剖図ですよ。カラーで。血管とか脳とか頭蓋骨とかがバリバリですよ二人とも。服を脱ぐときにひねりを加えながら「ダンッ」って床を蹴って跳ね上がるんですよ。そんな感じで、めちゃめちゃバキらしい作品です。ちなみに、この巻での刃牙の考え方は、「グラップラー刃牙」に登場した天内にちょっと近いものがあります。知っていると面白いかも。