走れメロスの評価
走れメロスについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が6件掲載中です。
各項目の評価分布
走れメロスの感想
衝撃
メロスは激怒した。この冒頭文を知らない人はあまりいないだろう。私自身も小学生の頃、この作品を読み衝撃を受けた。冒頭でこれほど興味をそそられる作品も、そうはないだろう。読み進めていくと、ん?と思うことは多々あるものの面白い作品である。人を信じることができず人々を殺し、それが平和につながると思っている王とそれに対し反逆し処刑されかかっているメロス。冒頭を読むだけで少しふっと笑ってしまう。王を罵倒するだけ罵倒し、「3日後、妹の結婚式である」といい始めるメロスに驚きを隠せない。少しツッコんでしまうが・・・最後は身代わりの友人のために走って帰ってくるわけだが、最後に思うことは、人はそれぞれ違っておもしろいんだなということ。読んで客観的に気づくこともある。