栞子さんの本棚のあらすじ・作品解説
栞子さんの本棚とは、三上延による小説「ビブリア古書堂」シリーズのオフィシャルブックである。 原作は、鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」を舞台とするミステリー小説。極度の人見知りだが、並外れた古書の知識を持つ美人店主・篠川栞子と、アルバイトの五浦大輔が、店に持ち込まれた古書にまつわる謎を解いていくというストーリー。シリーズ累計600万部を超える人気作品で、これまでに漫画化やドラマ化もされている。 この作品では、作中で取り上げられた古書「たんぽぽ娘」「落穂拾ひ」など12冊の内容と、著者の三上延による書下ろしエッセイを収録。短編作品は全編、長編作品はその一部が抜粋されている。古書店が舞台とあって、原作に登場する作品はいまでは手に入りにくいものが多かったが、「同じ作品を読んでみたい」という声にこたえて出版された。ガイド本として原作ファンに広く支持され、また原作シリーズを読んでいなくとも楽しめる内容となっている。
栞子さんの本棚の評価
栞子さんの本棚の感想
文学入門
大人気シリーズで月曜日九時のドラマ枠でドラマ化もされた三上延作「ビブリア古書堂の事件手帖」に登場する文学作品を解説した「栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック」です。ヒロインである栞子の本棚という体です。まぁ、正直そんなに本編と関係があるわけではないのですが、登場する作品が結構面白いので、興味を惹いて読み進むことができました。ライトなものが好まれる世の中ですが、やっぱりちゃんとした文学の面白さを再認識することができました。ちょうどいい、ゲートウェイになる紹介作品ではないでしょうか。是非、この栞子さんの本棚から一冊でも手にとって読んでみて欲しいですね。