ここは本州の袋小路だ。
津島修治
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好き嫌いの分かれる作家 太宰治太宰治は熱烈なファンも多いが、嫌いだという人も多い。嫌いな理由は生活破綻者であり、多くの人に迷惑をかけている点だと思われる。私は好きではない作品もあるのでファンとは言えないかもしれないが、太宰はただの遊び人だと思われている人がいらっしゃるならば、それは誤解であると申しあげたい。太宰治は自分の体も魂も命さえも文学のために差し出した作家だからである。戦争中に書かれた津軽太宰治の作品には大抵死にたがっている薬物中毒の男が登場する。作者の分身とも言える。陰鬱で毒気のある作品が多いが、1作だけ趣が違うものがある。それが「津軽」である。津軽は新風土記叢書作成のため書かれた太宰の旅行記である。本文中に「国防上言わぬほうがいいかもしれない。」という記述があり、太宰が勤労奉仕の作業服を着て旅行に出かけていることから、戦争中に書かれたものであることが推測できる。調べてみたところ...この感想を読む
津島修治
津島修治が故郷・津軽地方を行脚紀行するなかで三厩から竜飛へ向かう道中に発言した名台詞。
津島修治
親友の中村貞次郎氏(N君)を訪ねて蟹田を訪れた時の描写のセリフ。
津島修治
蟹田へ一緒に行こうと誘いたいが、お互い大人になって遠慮してしまう場面で使われます。