スリジエセンター1991の評価
スリジエセンター1991の感想
どの作品から読んでも楽しめる海堂尊作品
どのシリーズから読んでも楽しめる「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」のシリーズですね。海堂尊さんの作品では様々なシリーズで共通の登場人物が出てきますね。そのシリーズを未読でもどの作品も楽しめるのが本当にすごいと思いますし、その他作品を読んでいればその作品を何倍も楽しめるという点が海堂尊さん作品の楽しみと言えるような気がします。このシリーズの世良は極北クレイマーや極北ラプソディでかなり成長した姿で登場しますし、スリジエセンターでは新入医局員として登場する速水晃一は言わずと知れたジェネラル・ルージュの凱旋の速水晃一ですよね。この作品内に出てきた、「彼(速水晃一)は主役にしかなれない男なんです」というセリフは、他の作品も読んでいて速水晃一のキャラクターを知っているだけに鳥肌が立ちました。挙げだすとキリがありませんが、このように、この時点での話があの作...この感想を読む