陽だまりの彼女のあらすじ・作品解説
陽だまりの彼女は日本の男性小説家、越谷オサムによる恋愛小説である。20011年6月1日に新潮社より文庫版が刊行され、女子が男子に読んでほしい恋愛小説として男性からの支持を得て、2013年時点へ累計発行部数100万部を超えた。 主人公奥田浩介は、広告代理店で営業マンと働いていて、打ち合わせで出向いたランジェリーメーカーで中学時代の同級生、当時学年有数のバカと呼ばれいじめられっ子だった渡来真緒と再会することから物語は始まり、仕事のできる美人になっていた彼女と付き合いはじめ、彼女の抱える全生活史健忘症をはじめとする様々な問題を乗りこえていく2人の恋愛模様を描いた作品でファンタジー要素も含まれている。 2013年に「僕等がいた」などを代表作とする三木孝浩監督によって映画化され、10月12日に公開された。 主演を松本潤、ヒロインに上野樹里、そのほかに玉山鉄二、大倉孝二、菅田将暉、夏木マリらが出演し、興行収入は17億円を超えた。
陽だまりの彼女の評価
陽だまりの彼女の感想
ラストに感極まるファンタジー。
友人から借りてきて読みました。幼馴じみで10年ぶりに取引先で再会した浩介と真緒。過去にいじめられっこだった彼女が美しく魅力的な女性になっていて・・恋のはじまり、付き合いはじめのドキドキ&ラブラブな感じにきゅんきゅんしながらも、だんだんとシリアスな空気が忍び込んできて・・やきもきしながら読み進めました。結果、驚きのファンタジーでした。「お前、金魚のブライアンを食ったろ」というラストのセリフが好きです。一応ハッピーエンドなのかな?微妙に納得できない感じも(笑)もう一回再読しようかな?映画で松本潤さん&上野樹里さんが、どんな風に浩介&真緒を演じるのか楽しみ。
予想してなかった展開にビックリ。
「女子が男子に読んで欲しい恋愛小説NO.1」と本屋さんの見出しを見て、思わずどんなストーリーなのか気になって買ってみました。中学生の時の甘酸っぱい青春模様や、好きな子の対する不器用な態度や行動など、読んでいて懐かしいなぁと思う所多数。そして、その人と10年の月日を経て偶然再会するっていうのは、現実ではなかなか有るようで無いことなので、10年の再会を機に真緒と浩介の仲が急接近していくのは、読んでいてとても幸せな気持ちになりました。真緒みたいな女性は、女性から見ていて本当に可愛くて好きになってしまうなーというイ印象☆ 見習いたいところたくさんでした!ラストに向かってはかなりビックリ! 真緒が突然いなくなった理由なども理解できました。でも、こういうラストだったのかー。と読み始めの期待と私の勝手な理想とかけ離れてしまっていて、ちょっと理解しがたかったけど、でも、幸せな気持ちになれました♪
映像化ですごい化けるかも、な作品。
謎の多い彼女・真緒は、それでも可愛くてひたむきでちょっと頑固、仕事も頑張るし理想の女子。主人公の奥田君は真緒と中学時代以来の再会を果たして、それが恋になり、2人は無事に?結ばれます。でもそれじゃ終わらない、結ばれてからの後半が軸って言えば軸の恋愛小説。結末に賛否あるわけですが、私はこれをハッピーエンドと見なしたい。あと、私の中で一番の重要人物は真緒両親ですかね…。父親の、母親の、それぞれが抱く想いや、終盤の二人の出方が、ただただ切なくそして素敵。そして、特異な事情や状況であっても、登場人物それぞれみんなが自然に生きている気がします。比較的、恋愛小説を途中でギブアップしやすい私でしたが、本作はすんなり読み終われました。映画どんな感じになるかが楽しみです。万一駄作との評判が出ても絶対1回は見ます(笑)