僕等がいた 後篇の評価
僕等がいた 後篇の感想
矢野と高橋の結末は素直に感動
薄暗い部屋でケーキに火をつける矢野から始まる暗い部屋、黒の服、誕生日ケーキ…そして意味深な記憶を失った者に未来はないというメッセージ。惹きつけるね~。大好きだった高橋に連絡もできずに消息を絶った矢野。いったい彼はどこで何をしているのか?ラブストーリーのはずなのに、物語始まりにこれだけ暗―く始まるのも特徴的ですよね。前編を見ている人には待ってました!と言わんばかりのお話の始まりでしょう。一方の高橋は、前編での宣言通り、東京の大学に合格して就活の真っ最中。そして隣には竹内くん…竹内くん?!!なんと高橋を付き合うことができていた竹内くん!!すごいところにまで昇格していましたね。いったい何がどうなったらそうなるのか…これだけ消息がわからなくて、でも心ではずっと矢野を待っていて、それでもいいからって甘い言葉ささやかれて竹内くんと付き合って…他の人想いながら付き合っちゃいけないよ!!そこはどうにか...この感想を読む
漫画の実写の数少ない成功作
吉高さんと生田さんがとにかく良い「僕等がいた」は人気少女漫画の実写化である。行ったり来たり迷いながらやっと通じ合ったと思った矢野と高橋。これからはそれを育み大きくしていくだけ…そう思っていた矢先、矢野の転校が決まった前半の映画。前半では少女漫画らしい、女は自分を裏切るという不信感から動けずにいた矢野を、純粋すぎる高橋が癒してくれる物語であった。たいてい漫画とのギャップを感じてぞわぞわしてしまうのだが、この作品はまったく別。吉高さんの高橋七美役は、不器用だが純粋で優しいところ、自然体なところがよく合っていたように思う。また、生田斗真さんの矢野元晴もまた、影のある迷える男子をよく演じており、チャラさも女の子へのあつかいも、実に心くすぐるものだった。後編では、高橋も矢野も社会人となり、消息不明となった矢野のことをずっと待ちながら、約束の地・東京で就職活動をしている高橋の姿を映すところからスタ...この感想を読む
後半は内容が詰まってるはずなのに
前半より、内容が面白くなくなってました。原作の最終巻が、映画の公開よりちょっと前に出てそれを読んで、大満足したので気持ちも盛り上がっていただけにとてもとても残念です。ストーリーはほぼ原作通りだけど、竹内くんと七美のもっと微妙な関係がもう少し描いて欲しかったし、ラストが違うー!このラストは、映画監督がHappyendにするために制作されたと聞いて納得ですが。でも、原作Fanからすると違いすぎてがっかりですよ。そんなに簡単なストーリーで締め括らないでー!!と思っちゃいました。大人になってからは、実年齢と近い俳優さんだから見やすかったですけどね。大人になっても、竹内くんの高岡蒼甫は無しですね。しつこい?(笑)