パッチギ!のあらすじ・作品解説
パッチギ!は在日朝鮮人と日本人の高校生どうしの恋愛と抗争を描いた井筒和幸監督による日本映画である。2005年1月22日に日本で公開され、2006年には韓国でも公開された。第79回キネマ旬報ベスト・テン監督賞、新人女優賞、第48回ブルーリボン賞、第60回毎日映画コンクール日本映画大賞、音楽賞をはじめとし、多数受賞した。 舞台は1968年、京都にある府立東高校と、日頃から争いの絶えない朝鮮高校を中心に展開されている。撮影も全て京都で行われ、エキストラには実際の在日朝鮮人が多数出演した。 塩谷瞬演じる男子高校生の松山康介が沢口エリカ演じる在日朝鮮人の女子高生のリ・キョンジャに一目惚れすることから物語は始まり、日本人と朝鮮人の民族問題について描かれている。 2007年に続編として公開された「パッチギ LOVE&PEACE」があるが、キャストは一新された。2009年には舞台化され山本裕典、三倉佳奈、高岡蒼甫らが出演した。 なお、タイトルの意味は朝鮮語で「突き破る」「乗り越える」「頭突き」である。
パッチギ!の評価
パッチギ!の感想
すごいキャスト。
前半の、5分に1回ぐらいで乱闘があまり好きではなく最初はなかなか入り込めませんでした。やられたらやり返すというような考えが、元々嫌いなので。ただ、日韓のことをもっと考えようとさせられる作品です。さらに、いい言葉が沢山ある映画です。 「お前達日本のガキは何を知っとる。知らんかったらこの先ずーっと知らんだろ」 というような台詞があるのですが、たしかに、知らないことが多いし、知ろうともしていない日本人が多いと思う。知る機会も少ないですよね。そして、キャスト!今になると問題児?ばっかりですね。凄い。沢尻エリカの演技は、さすが女優という感じがしましたし、ケンコバもなかなかいい味でした。なんだかんだ、あと味がさわやかなのも不思議です。 クライマックスのイムジン河、涙です。
人は誰でも不安を抱えている
不安をかかえて過ごしている人生の隙間に幸せがねじ込んでくる。この作品に出てくる若者達はみんなそれぞれ世の中に不満を持っているその中で幸せになれる方法を無意識に探している様に思えます。青春映画なのですが、よくある青春映画とは違っていて本当にリアルな青春とはこういう事なのではないかと思います。ありえない部分でさえも脚本とキャストが素晴らしいので生活の中に溶け込んでくる様に思え、ストーリーに引き込まれ心地よくみる事が出来ました。井筒監督の映画は暴力的なシーンが多いのであまり好きではありませんでしたが、そういう暴力的なシーンも必要なのだろうなと素直にそう思えた作品です。
井筒監督の作品で一番好き
井筒監督の作品が好きで結構観るのですがパッチギ!が一番好きです。井筒監督らしいリアルな行動や言動が良いのは勿論なのですがそれプラス役者を活かしきっているどの役者もその役の人そのものに思えてくる様な配役で素晴らしいです。沢尻エリカがとにかく可愛い!あの頃の沢尻エリカにピッタリの役だと思います在日在日!と生まれた国とかを妙にこだわる人には全くオススメ出来ない映画ですが時折他の国の文化に触れた様な気分になれる所も良いなーとか思います人間が抱く感情が全て詰め込まれた様な感じで見ていて思わず力が入りますがこの作品を観る前より人間を愛せそうな人間くさい映画です