スターリングラードのあらすじ・作品解説
スターリングラードは1993年に公開されたドイツ・スウェーデン製作によるドイツの戦争&時代劇映画である。 配給元は東宝東和。 「カティの愛した人の」ヨセフ・フィルスマイアーが監督・製作(共同)・脚本(共同)を兼任し、「戦場のピアニスト」「キング・コング」のトーマス・クレッチマンが主役を演じる。 製作総指揮はミハエル・クローネとマーク・デーモンでハンノー・フス、ギュンター・ロールバッハの2人が共同製作にあたっている。 共演者は舞台から映画界へ転進したドミニク・ホルヴィッツ、ドイツのTVドラマで活躍するヨヘン・ニッケル、セバスチャン・ルドルフ、「カティの愛した人」のダーナ・ヴァヴロヴァら。 この作品は第二次世界大戦中、北アフリカの戦地から無事帰還したドイツ兵のハンス少尉達は束の間の休養から軍の命令でソ連のスターリングラードへ向かい戦闘するがロシアの極寒がハンス達に襲い掛かるという物語である。
スターリングラードの評価
スターリングラードの感想
主題が何なのか悩む作品
主人公はソ連の狙撃兵としてスターリングラード攻防戦で活躍するのですが、この作品の主題はなんなのかがよくわかりませんね。第二次世界大戦の市街戦を描きたかったのか、戦闘アクションを売りにしたかったのか、よくわかりません。第二次世界大戦の市街戦という意味ではうまく描けていると思います。廃墟と化したスターリングラードに、ドイツの戦車・戦闘機と、見所はかなりあります。が、主人公は狙撃兵なわけで、戦車や戦闘機と戦うわけではなく、ドイツ将校を狙撃していくわけです。戦闘力に欠けたソ連軍が苦肉の策としてドイツ将校を狙撃して対応した、という筋書きにはなるのでしょうけどね。。