ローズマリーの赤ちゃんのあらすじ/作品解説

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

ローズマリーの赤ちゃん

4.504.50
映像
4.25
脚本
4.75
キャスト
4.25
音楽
4.25
演出
5.00
感想数
2
観た人
2

ローズマリーの赤ちゃんのあらすじ・作品解説

アイラ・レヴィンの同名小説を原作とした1968年公開のアメリカのホラー映画。 監督は、「反撥」「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキーで、本作公開の翌年、カルト教団により当時妊娠中だった妻シャロン・テートを殺害された事件は、あまりにも有名である。 ニューヨークのアパートに越してきたローズマリーと役者志望のガイ夫妻は、隣人のカスタベット夫妻に歓待され、当初は喜び受け入れる。 が、日ごとに度が過ぎていくお節介に彼女は不信感を抱くが、ガイは否定的で、逆に夫妻を信じ頼るようになってゆく。 そんなある夜、ローズマリーは悪魔に犯される夢にうなされ、程なく妊娠が判明するのだが…というストーリー。 主役のローズマリーを演じたミア・ファローは、本作が映画の初主演作品だが、細く病的で鬼気迫る演技はえもいわれぬ緊張感を醸し出し、本作により不動の地位を得た。 ガイには「明日よさらば」のジョン・カサヴェテス、また、隣人ミニーを演じたルース・ゴードンは、本作でアカデミー助演女優賞を獲得している。

ローズマリーの赤ちゃんの評価

総合評価
4.504.50
(2件)
映像
4.254.25
脚本
4.754.75
キャスト
4.254.25
音楽
4.254.25
演出
5.005.00

評価分布をもっと見る

ローズマリーの赤ちゃんの感想

投稿する

現代のニューヨークを舞台に正攻法の表現技術で、観る者を震撼させるオカルト映画ブームの先駆けとなった異色ホラー映画 「ローズマリーの赤ちゃん」

この鬼才ロマン・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」は、魔力や超自然界の凄まじさを恐れる気持ちが正直に出ていて、現代人の弱点を衝いた狡猾なドラマになっていると思う。原作は、アイラ・レビンが書いた同名小説で、これが当時ベストセラーになったというのも、アメリカ人の弱みを立証したようなものだが、それをまた、ヨーロッパから監督を招いて映画にしたのも賢明で、どちらかと言えばイギリス臭い恐怖映画になっていると思う。物語は、ニューヨークの裏街で、若い夫婦が貸間探しをする情景からはじまる。案内の管理人とのやりとりで、夫はまだ芽の出ない舞台俳優だが、妻は彼に頼りきっている、といった状況であることがわかる。公平にみて、この陰気で古めかしい部屋は、若やいだ二人に似つかわしくないが、二人は拾いものといった気持ちで借りることになる。前の住人が変人でもあったのか、戸棚でドアを塞いだりしていたのも気になる。...この感想を読む

4.54.5
  • dreamerdreamer
  • 181view
  • 2604文字
PICKUP

ローズマリーの赤ちゃんに関連するタグ

ローズマリーの赤ちゃんが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ