ローズマリーの赤ちゃんのあらすじ・作品解説
アイラ・レヴィンの同名小説を原作とした1968年公開のアメリカのホラー映画。 監督は、「反撥」「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキーで、本作公開の翌年、カルト教団により当時妊娠中だった妻シャロン・テートを殺害された事件は、あまりにも有名である。 ニューヨークのアパートに越してきたローズマリーと役者志望のガイ夫妻は、隣人のカスタベット夫妻に歓待され、当初は喜び受け入れる。 が、日ごとに度が過ぎていくお節介に彼女は不信感を抱くが、ガイは否定的で、逆に夫妻を信じ頼るようになってゆく。 そんなある夜、ローズマリーは悪魔に犯される夢にうなされ、程なく妊娠が判明するのだが…というストーリー。 主役のローズマリーを演じたミア・ファローは、本作が映画の初主演作品だが、細く病的で鬼気迫る演技はえもいわれぬ緊張感を醸し出し、本作により不動の地位を得た。 ガイには「明日よさらば」のジョン・カサヴェテス、また、隣人ミニーを演じたルース・ゴードンは、本作でアカデミー助演女優賞を獲得している。
ローズマリーの赤ちゃんの評価
ローズマリーの赤ちゃんの感想
現代のニューヨークを舞台に正攻法の表現技術で、観る者を震撼させるオカルト映画ブームの先駆けとなった異色ホラー映画 「ローズマリーの赤ちゃん」
この鬼才ロマン・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」は、魔力や超自然界の凄まじさを恐れる気持ちが正直に出ていて、現代人の弱点を衝いた狡猾なドラマになっていると思う。原作は、アイラ・レビンが書いた同名小説で、これが当時ベストセラーになったというのも、アメリカ人の弱みを立証したようなものだが、それをまた、ヨーロッパから監督を招いて映画にしたのも賢明で、どちらかと言えばイギリス臭い恐怖映画になっていると思う。物語は、ニューヨークの裏街で、若い夫婦が貸間探しをする情景からはじまる。案内の管理人とのやりとりで、夫はまだ芽の出ない舞台俳優だが、妻は彼に頼りきっている、といった状況であることがわかる。公平にみて、この陰気で古めかしい部屋は、若やいだ二人に似つかわしくないが、二人は拾いものといった気持ちで借りることになる。前の住人が変人でもあったのか、戸棚でドアを塞いだりしていたのも気になる。...この感想を読む
隣人の不気味さが光る名作ホラー
いやあ、隣人怖いですね。医者もぐるで、夫まで巻き込んでいきます。まあ、目的は悪魔の子を産ませるためな訳ですが、あの人たちは誰なんですか?悪魔?悪魔のしもべ?ただの悪魔崇拝者?それとなぜ前同居人の女性は窓から飛び降り自殺したのでしょうか。そこの描写あったかな?あとは悪魔の子の容姿をもっとじっくり見たかったですね…あえて少しにしたと思うのですが。最近は隣人との関わりが少なくなりましたが、昔は貰い物とかよくありましたよね。「つくりすぎちゃったから、よかったらどうぞ的な」過干渉してくる人ほんと無理なんですよね。もらったら返さなきゃだから貸しみたいなのできるし、トラブルのもと。自然と抜け出せない状況になりますし。断る勇気も大切です。タニス草いりジュースにはご注意を。
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