戦場のピアニストのあらすじ・作品解説
戦場のピアニストは、2002年の、イギリス、ドイツ、フランス、ポーランドの合作映画で、フランスの第55回カンヌ国際映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞、また、アメリカの第75回アカデミー賞では、監督賞、主演男優賞、脚色賞の3部門で受賞したほか、ゴールデングローブ賞を受賞するなど、多くの賞を受賞し、高い評価を得ている作品である。 この作品は、1939年、ナチス・ドイツの侵攻が始まったポーランドのワルシャワを舞台に、ユダヤ人迫害を奇跡的に逃れた、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンと、その周囲の人々とのさまざまな出来事を描いた作品である。偶然や周囲の人々の助けの積み重ねで度々起こる難を回避するも、ついに危機に直面するが、ピアニストとしての才能により、奇蹟的に生きながらえるというストーリーである。 主人公であるピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンは、実在の人物で、彼の体験をもとに、この作品は製作されている。
戦場のピアニストの評価
戦場のピアニストの感想
ショパン 夜想曲嬰ハ短調
もう・・・言葉では何とも言い表せないほどの映画です。 この映画を観た後、「シュピルマンの時計」という息子さんが書かれている本を読んだのですが、 助かった後も、ずっとシュピルマンは苦しんでいたのだなということがわかります。 ピアノだけが彼の心の支えであり、音楽こそ彼の人生だったのだと思います。 彼は、何のために生き残ったのでしょうか。そう考えてしまいます。 この映画を観ていると、どう考えても普通では助からないですよね。 奇跡が100回おきなければ助からなかったユダヤ人迫害の時代です。 その100回が彼の身に起きて助かった。その意味はなんなんだろうってもしかしたらシュピルマンも考えたかもしれません。 生き残ったからこそ、私たちがこの映画を観て現実を知ることができた。それも一つだと思います。この映画のことも、迫害のことも、ここでは書ききれませんが、一つだけ言うとすれば、私たちは何があったのかを自分...この感想を読む
このピアニストは名役者ですね。
この映画かなり見入ってしまいました。ユダヤ人の虐殺の話ですが、本当のところはどうなのでしょうか。本当にこのような事実があったのでしょうか。長ヘ見逃してもらう、その後の逃走劇。まずこの。戦車なんかで家を壊し外に連れ出します。また家に入るなどして強制連行します。この時のユダヤ人達はこの時から逃げ出すものも現れすべて殺されます。なんとか逃げれても戦車や、銃を持った兵隊に殺されます。ユダヤ人を迫害し町から追い出すようなことをします、かなり見ていて、かわいそうな場面などもありますが映画なので我慢してみましrた。本当の事実などはこのとうりではないと思いますが、映画としてはよく出来ているのではないでしょうか。
ユダヤ人迫害の様子がよくわかります。
ピアニスト云々はどうでもいいのでしょうね。見所はナチス統治下におけるユダヤ人迫害の状況が見事に描かれているところだと思います。突如ナチスの兵隊がやってきて、無抵抗の人々を殺し続けるシーンは衝撃的でした。また、殺されていくユダヤ人達も何も抵抗できないまま殺されるのを順番待ちしている様は、違和感も感じましたが、実際同じ立場ならそのようにしか振る舞えないものなのかもしれないと、考えさせられました。中盤以降の逃亡・隠れ生活のシーンは、長い期間頑張って耐えたという点はあるにせよ、あまり見所が無いように思われます。主人公を助けたドイツ人の将校が、その後ソビエトに抑留されて現地で死んでしまうということについては、無情感を感じてしまいますね。
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