アイデン&ティティの評価
アイデン&ティティの感想
ダメ男の青春っていい!
銀杏、ゴイステの峯田が出ているとなれば、私的に見るしかなかった。しかもみうらじゅんの作品。麻生久美子も出てる。峯田にとっては自分と重ねやすい役だったのかもしれないけど、本業がパンクバンドでここまで演技できたらじゅうぶんだとおもう。社会的にはバンドマンのだめ男なんだけど、すごい輝いて見える。浮気はいただけないけど、こういう男なら、働いてなくても養ってあげたい、と思ってしまう。この映画の麻生久美子みたいな、冷静で肝のすわったおんなに憧れる。峯田好きや麻生久美子好き、みうらじゅん好きの人だけじゃなくて、ボブ・ディランが好きなひとにもおすすめ。
ダメ男にメロ〜となってしまう映画
みうらじゅんの原作は好き嫌いが分かれる絵柄で、とっつきにくさがあった。実写映画化してくれて、中味のオモシロサに素直に入っていくことができました。純粋さ、って時と場合によっては迷惑な莫迦の別名だったりするわけですが、そういう若さ、バカバカしさを茶化すことなく描いていて、好感を持ちました。バンドのメンツのキャスティングがなんといってもサイコーです。マギー、中村獅童、大森南朋が揃っているし、峯田和伸のどうしようもないダメさにトドメをさされました。もうもう、たまりません。あの分厚い唇がわなわなするところを何度でも見たくなる、大人の女のサディスティックな面をかきたてる映画です(笑)
ダメ男を優しく包める女性になりたい!
まず、私はゴイステ(現銀杏ボーイズ)が大好きで、峯田くんが出ているということで、この映画を見ました! 峯田君の演技力が本当にすごい!というより、映画の中で峯田くんが演じている中島という役がバンドマンという事もあり、峯田君そのものなのでは!?と錯覚していまいました。同世代がみんな社会人になりサラリーマンとして働く中、中島はバンドとバイト生活という地に足がついてない生活。。だからといってバンド生活が順調という訳でもなく。大好きな彼女がいるのに、そんな自分がかっこ悪くて、どうでもいい子と浮気ばかりしてしまう。。と、なんともどうしよもない青年ですが、女性目線で見ていると、そんな中島の行動を全て分かった上で受け入れ、どうしよもないけど一生懸命な中島の事を理解している麻生久美子演じる彼女は、女性の鏡だな!!と思いました。とても器が大きい。そんな女性になりたい!思ってしまいました。きっと男性もこんな彼女...この感想を読む