タクシードライバーのあらすじ・作品解説
タクシードライバーは、1977年第49回アカデミー賞の作品賞・主演男優賞・助演女優賞・作曲賞にノミネートされ、1976年第29回カンヌ国際映画祭にてパルムドール受賞作品である。 監督:マーティン・スコセッシ、脚本:ポール・シュレイダー、製作:マイケル・フィリップス/ジュリア・フィリップスにより製作され、トラビス・ビックル役にロバート・デ・ニーロ、ベッツィー役にシビル・シェパードを起用している。 ベトナム帰還兵であるトラビスはタクシーのドライバーとして働いていた。戦争で心に深い傷を負っている彼は日が経つに連れて孤独な人間へと豹変していってしまう。また、世界の不浄さにも苛立ちを感じながら日々を過ごしていた。大統領候補の選挙事務所に努めているベッツィと親しくなるが、ベッツィをポルノ映画館に誘ったことをきっかけに絶交されてしまった。トラビスは闇ルートから銃を手に入れ事故鍛錬を始め、ある計画を思いつく…。
タクシードライバーの評価
タクシードライバーの感想
デ・ニーロが揺れ動く正気と狂気の狭間で、現代の孤独な魂の救済を求める物語「タクシー・ドライバー」
この作品「タクシー・ドライバー」は、二つのプロットが錯綜するように絡み合っている。一つは、大統領候補の暗殺未遂、もう一つは、娼館襲撃。この二つの衝撃的な事件を、マーティン・スコセッシ監督は、1970年代前半のニューヨークの荒廃した精神風土の中で描き出すことに成功していると思う。そして、そのことに最も功績があったのは、ロバート・デ・ニーロの演技だと確信的に思います。デ・ニーロは、ヴェトナム戦争帰りのタクシー・ドライバー、トラビスの役だ。彼は、選挙事務所で働くベッツイに恋をし、デートに誘うがうまくいかない。彼は元の不眠症の生活に戻る。そして、悪の氾濫するニューヨークで生き返るには、悪を一掃するしかないと思い込む。その結果、大統領候補の暗殺と娼館襲撃を企らむことになる------。映画の前半は、二人の女性との出会いを描いている。一人は、大統領候補の選挙事務所に勤めるキャリア・ウーマンのベッツィ(シビル・...この感想を読む
無知の狂気
元海兵隊員の男、トラヴィス・ビックル。不眠症を理由にタクシードライバーに就職した彼の視点から、アメリカ社会の問題を浮き彫りにしていく。主人公トラヴィスは、とんでもなく不器用な男。物事を見極める能力が低いのか、恋人を喜ばせたいはずなのに、ポルノ映画に連れて行ってしまう始末。そして彼女が怒る理由にもピンときていない。政治に関しても、わかっているように振る舞うが、全く社会のことをつかめていないのが現実。「アイリスを助けたい」「両親には安心してほしい」そういう思いもある優しい男にも関わらず、暴力的な行動をとる彼の姿は恐ろしくも、痛ましい。この彼の暴力的行動の裏には戦争経験があるように思う。彼は無知だ。道徳も社会常識もない。映画の中では描かれてはいないが、戦争ゆえ勉学に励めなかったのでは、と推測できる。これが危険なのだ。無知ゆえに恋人をポルノ映画に誘う、政治もわからない。それゆえイライラする、怒...この感想を読む
なんだこれ怖すぎ!!!
とにかくなんだこの映画!怖すぎる・・・!「タクシードライバー」なんていうタイトルでまさか怖いはずない!と思って見始めたこの、タクシードライバー。始まりもちょっと暗いのですがまさかというような終わり方をします。特に、最後の三十分は「えええ~!」となるような終わり方になっています。とにかく血!血!血!苦手な方にはどうしても無理なシーンがかなり多くないっています。一回目見終わった後、あのシーンは必要だったのか?なぜあのようなシーンを?と疑問をもってしまうほどです。そんな「タクシードライバー」一回では到底理解できるものではないので私は3回みましたがあれ・・・?なにがいいたいんだこの映画・・・と思うような終わり方です。ではなぜこのような暗い映画を作ったのか。それはアメリカの当時の時代を反映したものになっているのでは?と思いました。なぜそうなったのかというとタクシードライバーの作成された時代というの...この感想を読む
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