シャッター アイランドの評価
シャッター アイランドの感想
最後のどんでん返しが2倍になってさらにせつない
シリアスな雰囲気と深まる謎連邦捜査官として孤島にやってきたテディ。相棒のチャックとともに、島から行方不明になったという精神病患者・レイチェルを捜索する。ボストンの沖合にある孤島・シャッターアイランド。まさしく隔離されたその島では、精神病を患う犯罪者が収容されていた。「滞在中は病院のルールを守ること」それをコーリー院長から念押しされる2人。そりゃーそうだよね、精神病院って危険だもの。でもどこか怪しげなその雰囲気に、病院側の策略か何かでレイチェルは連れ去られ、殺されたのではないかを思わずにはいられない。結末を知っているとすべての謎がつながるため、この映画は2回は見たほうがいいだろうね。そうでなければわからない言葉がたくさんちりばめられているからだ。例えば、人間は思い込みは正せないのだという言葉や、「4の法則 67番目は誰?」という走り書き。さらには、レイチェルが自分の子ども3人を溺死させたとい...この感想を読む
2度見ると面白い。3度見ると更に面白い、精巧なディテールを感じる。
騙されることが醍醐味だ!無冠の帝王(だった)ディカプリオ。わたしは大人になってからのレオの演技がとても好きだ。ディカプリオは本当に奥さんに恵まれない役が似合ってしまう、報われない男だなぁ…。さて、本題。この作品、いわゆる「ラストにはどんでん返しがありますよ!」と謳った映画。宣伝としてはありきたり。1度目は演出家が望むように騙され、泣かされ、驚かされ、2度目に役者や演出の細かな細工に注目し、「初めから全部作り物」として見て初めて作品全体を理解できると思っている。わたしは謎解きをしながらストーリーを追うなんて器用なことはできないので見事に2度楽しめたが、きっと勘のいい人なら開始10分で謎がとけるんだろうなぁ、と。そのくらい、分かりやすく「違和感」と「伏線」が散りばめられている。…個人的に好きなのが、島に入る際に武器を取り上げられるシーン。アンドリューは元保安官で手馴れているためすぐに取り外...この感想を読む
最後の最後で・・・
最後の最後で、『お!』となる映画です。サスペンス映画は、最後に観ている人が、そうきたか!ってなる感じが好きで、この映画もそんな一面のある映画です。主人公達と一緒に考えながら観ると面白い映画なんじゃないかなと思います。周りでは評価が高い印象があります。私も観ていて面白かったですが、精神病院を舞台にしているので、雰囲気が独特です。なので、人によっては苦手意識もあるのかなーと思いました。レンタルで観るなら、明るい映画と一緒に借りてきて観ると良いかもしれません。個人的にはもう一回くらい観ると、違った視点とか色んな気づきが合って面白いかなと思っています。