ラスト・ワルツのあらすじ・作品解説
ラスト・ワルツは1978年にアメリカと日本で公開されたザ・バンドに密着したドキュメンタリー映画。 1960年代から約16年間アメリカのロックシーンを走り続けたロックバンド・ザ・バンドのラスト・ライブ"ラスト・ワルツ"を完全ノーカットで撮影。 監督は「世にも不思議なアメージングストーリー」「ニューヨーク・ニューヨーク」「アビエイター」などといった数々の映画作品のメガホンを取ったマーティン・スコセッシである。 製作総指揮にはザ・バンドのメンバーだったロビー・ロバートソンが担当にあたっているほか、マイケル・チャップマンとコヴァックスが撮影カメラマンとして参加している。 上映時間は約1時間40分(110分)となっており、KINE NOTEの評価もバンドのドキュメンタリー映画としては77点という高い評価が得られている。 この作品は1976年11月25日に16年間のバンド生活に終止符を打ったザ・バンドの最後のライブツアーをドキュメンタリーにして映像化した内容となっている。
ラスト・ワルツの評価
ラスト・ワルツの感想
音楽映画の金字塔
ザ・バンドの最高のパフォーマンスこの映画はこれまで作られてきた音楽ドキュメンタリーの中では最高の映画だと断言できます。まず、素晴らしさの一つは、ザ・バンドの演奏がほんとうにオリジナルアルバムとかをはるかに超えて、素晴らしいことです。どちらかと言えば通好みがする彼らの音楽。よく言えばブルージーでカントリーで、ゆったりおちついたテンポに確かなテクニック、そして見事なボーカルワークといったところですが、悪く言えば、芋っぽいし、派手さがないし、エンタメ系じゃない。しかし、この映画では、彼らの音楽が見事にエンタメしています。格好いいし、やる気があり、迫力に満ちています。彼らの解散コンサートですから、至極当たり前かもしれません、全力を振り絞ったところがよく出ています。なかでもロビー・ロバートソンのギターバッキングは最高です。常にバッキングという意識で歌をサポートします。ザ・バンドのほとんどの曲を作...この感想を読む
こういうラストもいいね
ボブ・ディランのバックバンドとしてデビューした、トラディショナルなサウンドで有名なザ・バンドの解散コンサートを収録した「ラスト・ワルツ」です。監督は数々の音楽もののドキュメンタリー映画で有名なマーティン・スコセッシが務めています。ザ・バンドらしい?スタイリッシュな映像に仕上がっています。やはり、バックバンドをやっていただけあって演奏はしっかりしていますし、ボブ・ディランと一緒に回っていたくらいだからアーティストとしての中身もあります。ライブでは数々の眼今日を演奏しながら、エリック・クラプトンはじめいろんな大物ゲストがやってくるというのもこの作品のひとつの見所だと思います。
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