ディパーテッドのあらすじ・作品解説
ディパーテッドは2007年日本公開のアメリカ映画で、香港の映画インファナル・アフェアをリメイクした作品である。監督はマーティン・スコセッシ、主な出演者はレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグである。 ビリー・コスティガンは犯罪者一族の家系に生まれたが、自身の生い立ちから決別をはかるべく警察官となり、とある犯罪組織を崩すため組織に潜入することになる。ターゲットは組織のトップであるフランク・コステロであるが、コステロは警察組織内部にコリン・サリバンをスパイとして潜入させる。コリンはやがて特別捜査班に任命され、コステロをターゲットとした捜査活動に従事する。素性を隠して緊張の潜入生活を送る2人だったが、やがて双方の組織では内部にスパイいることを確信し、スパイ探しが始まる。そして2人は窮地に追い込まれていく。 本作はアカデミー賞の作品賞や監督賞などの賞を受賞するほか数々の賞を受賞おり、非常に高い評価を得ている。
ディパーテッドの評価
ディパーテッドの感想
Departed キャスティングの素晴らしさ
だいぶ昔に見てひっさびさ改めて観たんだけど、もうめっちゃ面白い!これはもともと香港の映画、アンディ・ラウと、トニー・レオンとの映画、Internal Affairsのリメイク。ハリウッドがリメイクするぐらいだから、面白いのがわかるね。今さらど素人の私が脚本を語ったところでなので、大好き俳優陣を切り込んでいこうと思う。レオナルド・ディカプリオの魅力主演はディカプリオとマット・デイモン。ディカプリオもマットデイモンも大好きな俳優。ディカプリオは王道すぎて結構賛否両論あるのだけれど私は彼の声も顔も、スタイルも雰囲気も、すべてあの感じ、が大好き。ファン、とかではないけれど、人間的な魅力って、こういうことなんだな、って思う。(彼は、ハリウッドスターを怒らせるとある有名なパパラッチにも態度に超余裕がある。ドラッグとかスキャンダルの話もほとんどないし)ディカプリオは、タイタニック、とか、ロミオとジュリエット、とか私...この感想を読む
乾いたレクイエム
マーティン・スコセッシが香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクした作品。警察に扮したマフィアと、マフィアに扮して潜入した警察官の人生が交錯する様をスリリングに描いている。以前のアイドル俳優レオナルド・ディカプリオが筋骨隆々たる硬派の警察官を演じているのが面白いが、彼とマット・デイモン、ジャック・ニコルソンのうち、最も印象深かったのは権力に固執するマフィアのドンを演じるジャックだった。また、私は香港映画のほうを断片的に見たのだが、スコセッシ監督の方がドライでハードな描き方をしているように思う。主要人物があっけなく死んでいく。しかしタイトルが『Departed(逝ける魂)』となっているように死んでいったものへの挽歌になっている。