アビエイターのあらすじ・作品解説
アビエイターは2004年に公開されたアメリカ映画である。監督はマーティン・スコセッシ、主な出演者はレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、ジュード・ロウで、ディカプリオは製作総指揮としても本作に参加している。 実在する大富豪で実業家のハワード・ヒューズは、父から受けついだ莫大な遺産を手に二つの夢を実現させるべく動き出す。一つは映画製作、そしてもう一つは飛行機事業であった。そして、自ら飛行機を操縦して撮影した戦争映画「地獄の天使」は大ヒットを記録し、パイロットとしても航空機の設計技師としても成功を収め、正に順風満帆な人生のように見えたがしかし、彼は潔癖症の母の影響もあり不潔なものに対する強迫神経症が悪化していく。次第に精神を病んでいくハワードの波乱に満ちた半生を演じるディカプリオの鬼気迫る演技は評価が高い。 本作はアカデミー賞で11部門にノミネートされ、5部門において受賞した。
アビエイターの評価
アビエイターの感想
長編映画だということを忘れるくらいの面白さ
ロマンある作品!なんといってもたくさんの飛行機がかっこいい!時代の流れにそって飛行機の形がどんどん変わっていく様子がすごく良かったです。私は女ということもあってそれほど飛行機には詳しくはありませんが、それでもものすごく楽しめました。個人的には最後の方にでてくる現代的な飛行機よりも、最初のほうで活躍するレトロな飛行機の方が好きですね。確かにスピードはないかもしれませんが、見た目がおもちゃみたいでものすごくかわいいです。また色もカラフルで目にも楽しいし、何よりパイロット独特のあのファッションがとてもかっこよくて好きです。そしてなんといっても飛行機の音!飛行機によって違う音がとても芸術的で「音は?」「僕に囁いている」「歌わせろ」この台詞とてもかっこいい!飛び立つ瞬間の緊張感もとても良いですね。ディカプリオがすごい主役であるハワードを演じるレオナルド・ディカプリオの演技が本当に素晴らしかった!...この感想を読む
全てを揃えて持っている男の心の闇 ママに起こされた神経症
ハワード・ヒューズの伝記映画。ディカプリオは製作総指揮としても参加していた作品。1930年代の作品を演じているのだが、皆が皆生き生きとしていてほんっとエネルギッシュな感じがした。実在する人物なのだが軽いのも重いのもあるだろうけど。潔癖症について怖いって思うところも多々あった。天才的な頭脳を持ち事業を展開していくが、ある意味トラウマ的な幼少期の記憶。母についての記憶に囚われた主人公もう精神的にも切羽詰った感じになるんだけどやっぱり愛は強しですね。ちょっとずつちょっとずつ自己回復できていくんですから。物語的にも生き生きしていて、映像的にも独特な服装とか家具などはその当時の良い雰囲気が出ていて魅力に溢れています。