純情パインのあらすじ・作品解説
純情パインは、週刊少年ジャンプにて2000年47号から2001年9号に連載された尾玉なみえ原作の日本のギャグ漫画。オリジナルコミックスは、全1巻。単巻のコミックス完全版には、尾玉の第2作目である少年エスパーねじめに併録されていた読みきり版2本とボツネーム4本が同時収録されている。原型となった同名の読みきり作品が本作連載以前に発表されており、週刊少年ジャンプ版が少年エスパーねじめ1巻及び完全版に、赤マルジャンプ版が同作2巻及び完全版に収録されている。 主人公の小学生・純川みつおと花田みちるが巨大変身ヒロインの純情パインに変身し、地球征服を企むオナップ星人と闘い、地球を守る物語。超絶な個性溢れる作風によって、面白い・ギャグとは何かを追求し過ぎ、少年誌では珍しいパンチが効いた内容となっている。多くの読者を圧倒させ、衝撃を与え、稀代のギャグ漫画家としてその名を轟かせたと共に、カルトな人気を巻き起こした記念すべき作品。
純情パインの評価
純情パインの感想
丸くなるな。星になれ。絶対的不安をもたらしてくれたマンガ。
ジャンプのギャグを振り返ろう(30代後半向け)その頃、私はジャンプ世代ど真ん中ではなく、高校生で少々トウのたったジャンプ購読者であった。しかしその分、ジャンプのギャグをたっぷり浴びてきた自負もある。昭和50年代後半生まれくらいだと、ジャンプのギャグマンガで言えば「燃える!お兄さん」をはじめとして、「ぼくはしたたか君」、「ボンボン坂高校演劇部」、「究極!変態仮面」など、古いこってりしたギャグの残り香を楽しめた時代。しかし時代はだんだんと、「王様はロバ」などでジャンプギャグマンガをシャープなものにしていった。そして「すごいよ‼マサルさん」の登場によりジャンプのみならずギャグマンガはいきなり洗練され、まるでモテるお笑い芸人のようにお洒落なものになった。個人的にはうすた京介をギャグマンガ界のキリストと呼んでいる。(ちなみに、珍遊記はギャグマンガから除外とした。あれは画太郎先生の生きざま記録だ)古く...この感想を読む