アドルフ・カミルのプロフィール
本名 | アドルフ・カミル |
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性別 | 男性 |
住まい | 元町のパン屋「ブレーメン」 |
所属 | ドイツから神戸へと亡命したユダヤ人 |
性格 | 自分の信念を貫き、何事も簡単には諦めない、逞しい精神の持ち主。 |
特徴 | 長い日本暮らしのため、流暢な関西弁を話すことができる。 |
物語上での目的 | ヒトラーの秘密をめぐる事件に巻き込まれ、恩師の小城と共に命がけの活躍をする事となる。 |
父 | イザーク・カミル |
最期 | 1983年に軍を退役した直後、シーア派パレスチナゲリラによるテロに巻き込まれて死亡する。 |
恋仲 | カウフマンの手配で日本に亡命したエリザ・ゲルトハイマーを預かり、共に暮らすうちに恋仲となる。 |
カウフマンとの最後 | 戦時中、ドイツ軍に捕らえられた彼の父親イザーク・カミルがカウフマンに殺害されていたことを知り、復讐を決意。決闘の末にカウフマンを射殺する。 |
アドルフに告ぐの他の登場キャラクター
アドルフに告ぐの感想
エンタメじゃないと思うなら、今の私にもきっといいんだ。
大変率直な話。感情移入できない!私は37歳だ。マンガ読みの歴史からすると大変な若輩者であろう。しかし、今は幼少期からマンガを読む時代。私のような中年ですら入り込めないこの物語を、子どもたちはどのように読むのか。絵で受け入れられないのではない。奇子、ガラスの城の記憶など、大人が読むことを意識した時の劇画寄り手塚絵。日本漫画界の始祖として考えてもいいであろう絵なのに、こと絵に対しては手塚漫画にまったく抵抗は感じない。多分、子どもにアトムやユニコを見せても受け入れることだろう。戦後盛り上がった日本漫画界の重鎮たちの絵が漏れなく古びてきて、「昔はこんな職人芸で紙面を作っていたんだねフィルター」をかけないと見られなくなっているのにこれは本当にすごいことだと思う。当然、演出やコマ割りも問題ない。もちろん、第10回講談社漫画賞一般部門を受賞した名作で、業界的な評価も高いと言える。しかしそれでも、物語は他...この感想を読む