ハタチの頃は私達が考えてることが一番新しかった でも私達ってもう新しくもなんとも無いんだな
鎌田倫子
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漫画レビュー数 3,136件
これはホラーだよ(確信) 東村アキコは恐ろしいものをこの世に生み出してしまいました。この世に生まれて30年余年。守りに入りまくっているアラサー女たちだったが、彼女たちの理想――タラレバを切って捨てる若い男・KEYの登場により、人生の危機を迎える――いや、“迎えていた”ことに気づかされる。ようやく自分たちの立場に気づいた親友三人の、己のプライドと、人生と、結婚願望との板挟みにあいながら、自分なりの幸せを見つけるための奮闘記。そんな風に筆者は『東京タラレバ娘(以下、タラレバ)』を解釈しているが、はっきりいってこの漫画はホラーだ。もともと東村アキコは“ぶっちゃけ”漫画の申し子である。誰もが突かなかった痛い思い出や痛い立場をコミカルかつセンセーショナルに描き、世の話題をかっさらう。だが、これは本当に思い当たる節がある人間からすれば、KEYの指摘はセンセーショナルどころではない。たぶん、アラサー...この感想を読む
女の本音、世代関係なく共感できることが多い!タラレバ娘三人が居酒屋でギャーギャーと文句を言いながら吞み明かす!三人とも全く違う仕事をしているけれど、言うことは同じ。20歳に入ってから、友人もみんな就活が終わった頃なんとなく寂しい気持ちがしたけれどタラレバ娘みたいに集まっては同じことでギャーギャー騒いでもう五年近く経ちますがこの主人公3人も学生時代から仲が良くて、最初の方はおしゃれなバーやカフェで集まっていてその後どんどん居酒屋、小料理屋、頼むおつまみもアヒージョのようなおしゃれなおつまみではなくエイヒレなどの渋いおつまみに。全く同じ経過をたどっていて、私たちだけじゃなかったんだ笑と、面白くて30代女性の話なのに年下の私でも、わかるわかる!と言いたくなりました。気づいたら「タラレバ」ばっかり言っていたこの漫画のメインである、「あの時あれをしてたら、こうしてれば」を意外と自分も言ってることに...この感想を読む
東村アキコ先生を師匠と呼びたい自分が学生の時から人気漫画家であった東村アキコ先生だが、自分がアラサーになった今、痛烈な作品を世に出してくれた。アラサー独身女からすると、日常のあるあるが溢れかえっているので、親近感が沸きまくりだが、なんかもう、親近感を覚えた時点で、KEYに怒られている気分になる。今まで、自分たちが仲間同士で盛り上がっている内容を客観的に見ると、ものすごく失礼だし、なんだか、倫子達に親近感覚えた自分は、結婚できないのは、出会いうんぬん、自分の性格、行動だな、とあらためて痛感する・・・( ;∀;)この漫画は、タダモノデハナイ。漫画というより、人生の指南書。KEYの喝!を素直に受け止め、女子の歳でもなくなってきたし、女子会やめて、穏やかに男子を交えてお食事会でもしましょ!…て、それが出来てりゃ、こんな年まで独身やってねー!愚痴りあってなきゃ、やってけなかったりするんだよ…つらいんだよね…...この感想を読む
よみがな:かまたりんこ ニックネーム:倫子 年齢(作品時):33歳 性別:女性 国籍:日本 住まい:東京 性格:妥協できない 特徴:おかっぱ頭 好きな食べ物:タラの白子、レバー 物語上での目的:東京オリンピックまでに結婚すること
鎌田倫子
仕事に行き詰り、更には若い助手に仕事のポジションを奪われた倫子の心の声
鎌田倫子
KEYのおかげで一つの仕事を真剣にやりきり、仕事へのやる気を思い出した倫子
鎌田倫子
鍋を用意して待っていた早坂に、嘘をついてドタキャンする。その後もつきたくない嘘ついてばかりの倫子の心の声。