ママはテンパリストのあらすじ・作品解説
「ママはテンパリスト」はコーラス2007年8月号~2011年7月号で連載された、東村アキコの漫画である。コミックスは全4巻。 筆者を主人公にした漫画で、息子「ごっちゃん」の出産からその成長過程をたどる育児エッセイの形をとっているが、育児のあるあるネタや仕事との両立の難しさを赤裸々に描かれており、決して堅苦しくないギャグテイストの作風が大きな反響を呼んだ。なかなか離乳しないごっちゃんの姿や、しつけのために「鬼」の存在を頻繁に利用する主人公(筆者)が面白おかしく取り上げられている。息子自身が漫画に取り上げられていることを理解できる年齢になってきており、息子の実生活での影響が出ることを作者が懸念したことにより連載が終了した(最終話にそのエピソードが扱われている)。 『このマンガを読め!』の2009年版で第1位、宝島社発行の『このマンガがすごい!』の2010年版オンナ編で第3位にランクインするなど、高い評価を得ている作品である。
ママはテンパリストの評価
ママはテンパリストの感想
ごっちゃんの魅力にメロメロなのよォ
子持ちの方も独身の方も楽しめる一冊なのよォ『ママはテンパリスト』はれっきとした子育て漫画だが、はっきりいって子供がいようがいまいが楽しめる一冊だと思う。基本的には、筆者・東村アキコと、愛息・悟空くんことごっちゃんの日常が終始コメディタッチで描かれている。ごっちゃんが主役かと思えば、ミステリアスな担当・Sさんやコーラスの編集長といったユニークな実在の人物たちが欠かさず描かれたり、ほぼ一冊に一度の割合で増ページに戸惑い嘆く東村アキコの姿も見られたりもする。ギャグ漫画家・東村アキコの面白さがこの一冊に詰まっている、といっても過言ではない。ギャグ漫画をして、「このギャグのどこが面白い」と示すのは非常に難解だ。プロのコメディアンや漫才師のタマゴであればそこらへんをきっちり分析してくれるのだろうが、あいにく筆者は面白い物事を理屈に変えて考えるのが非常に苦手な人間であって、東村アキコのギャグ漫画の面...この感想を読む
ダメ母ばんざい!な育児エッセイ
作者 東村アキコと一人息子ごっちゃんとの掛け合いがとにかく面白い育児エッセイ、通称ママテン。本人がはっちゃけた人なだけに、子育ても枠にとらわれない自由な子育て。息子とうまい棒を取り合ったり、息子に宝塚メイクを施したりと、とにかく毎日を喧嘩しながらも楽しく過ごしているのがとても、よく分かります。注意しなければならないのは読む場所!時折ブフッ!!!と吹き出したくなるような、ギャグ漫画並みの笑いを繰り出してくるので、電車の中や公共の場だと笑いをこらえるのが大変かと思います。笑実際、わたしにもやんちゃ盛りの3歳児がおりますので、ヘタに子育て指南本を読むより、共感して笑えるママテンの方がよっぽど励みになる!笑育児エッセイなので、楽しいことだけでなく、子育てをする中でぶつかる悩みや、周囲の目など、隠しもせずに赤裸々に描かれています。でも、だからこそ漫画家という一般人と少しばかり住む世界の違う人でも、...この感想を読む
おもしろい!!
「ママはテンパリスト」は、東村アキコさんによる育児エッセイ漫画です。愛息子・ごっちゃんの成長ぶりを面白おかしく描いていて、「すいません、育児ナメテました」というキャッチコピーがあります。主な登場人物は作者のママと、息子のごっちゃん。ママがごっちゃんに振り回されながら育児をするという様子を描いています。漫画は爆笑の連続で、ほんとおもしろいんですけど、これ実際に対処してるママほんと大変なんだろうな・・っていうお話がすごく多いので、育児の経験がある方はさらに面白く読めるじゃないかなと想います。断乳のエピソードなんかは、超衝撃的でした。(実話らしい)