じょしらくのあらすじ・作品解説
「じょしらく」は別冊少年マガジンに2009年10月から2013年10月まで連載されていた、日本のギャグマンガである。原作「久米田康治」、作画「ヤス」によって描かれている。 この作品は、登場する落語家の女性キャラの日常を中心にストーリが展開される。表向きは「落語」を題材にした漫画になっているが、作中に落語が出てくることはほとんど無く、女性キャラたちが舞台裏で日常のどうでもいいようなネタを題材にトークをしているといった内容になっている。作中で「この漫画は女の子の可愛さをお楽しみいただくため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。」という一文が出て来るが、まさにその通りである。 登場するメインキャラクターは五人。防波亭手寅、蕪羅亭魔梨威、波浪浮亭木胡桃、空琉美遊亭丸京、暗落亭苦来の五名を中心に物語は展開される。 2012年にはテレビアニメ化が発表され、同年7月よりMBS・TBS他で放送された。
じょしらくの評価
じょしらくの感想
中身はやっぱり久米田先生
最初にこのマンガを見かけたときは、あのとらドラのヤスさんの絵で名作落語を漫画家したのかな?と思いました。しかしアニメ化が決まり、いざ読んでみると確かに落語が主題ですけどそんな話ではなかったのです……なんせ、原作があの久米田先生だったのですから。久米田先生と言えば勝手に改造や絶望先生で有名な毒度の高いシュールなギャグで有名な漫画家さんです。ご自身でももちろん漫画を描いているわけですが、ヤスさんのような萌え特化の絵師さんと比べるとその差は歴然。しかし原作は久米田先生なので中身はやっぱり毒度が高く、ヤスさんの絵なのに毒度の高いシュールギャグという異色な作品になっています。煽り文句では可愛い女の子たちの会話を楽しむ、ということになっていますがその会話はもはや楽しむというレベル以上なのは流石久米田先生というところでしょうか。
じょしらくの登場キャラクター
暗落亭苦来
よみがな:あんらくてい くくる 性別:女 性格:名の通りに根暗かつ情緒不安定気味(躁鬱の気がある)であり、感情自体も基本的に低落気味。 特徴:想像力が非常に長けており、五人の中で唯一想像妊娠を体現するほどだが、その後原作では女医に注射を打たれ、アニメではマスクの人が呼んだ新宿消防庁の黄色い救急車...
空琉美遊亭丸京
よみがな:くうるびゆうてい がんきょう ニックネーム:ガンちゃん 身長:165㎝ 性別:女 性格:名の通りにクールで、苦来とともに会話のダークサイド(こちらはシニカル)を担うことが多い。 特徴:女子落語家。羽織を許されている。根に持つタイプ。突拍子もない提案で、場を(おそらく意図的に)かき回すこともある。...
防波亭手寅
よみがな:ぼうはてい てとら ニックネーム:テトちゃん 性別:女 性格:最も常識的でありながらもノリがよい性格 特徴:本作の主人公。女子落語家。周囲に気配りしつつボケもツッコミも両方こなす。名の通りに皆の暴走を抑えたり、作品全体を通じて会話の繋ぎや転換役になることが多い。 特技:落語家になる前は、...