本当にいい子なのは成績がいいとか手がかからないとかそんなことじゃなくて人の痛みを分かることができる子なんだわ
安西律子
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赤ちゃんと僕は花とゆめで1991~1997年まで連載されていた羅川真里茂作の日本の少女漫画。通称【赤僕】と略される。コミックスは全18巻、単行本は全10巻、愛蔵版は全9巻。 主人公の小5の榎木拓也(えのきたくや)は母を亡くし、忙しい父や亡くなった母に代わって家事や2歳の幼い弟の榎木実(えのきみのる)の育児に奮闘する感動的な物語。多種多様なテーマを扱い、いじめや家庭問題など深刻な問題を扱う場面もある。 1995年に第40回小学館漫画賞に受賞されている。 1996年にはテレビアニメ化され、放送されたテレビ東京系列のアニメは当初2クール26話の予定であった。しかし、好評のため3クールまでの全35話が放送されることとなった。 コミックスの発行部数は1770万部であり、2008年には全35話をDVD3巻にしたDVDーBOXが販売され、更に2010年にはフジテレビTWO(CS放送、ケーブルテレビで視聴可能)で放送されていた。
かなりハートフルな作品。主人公拓也の母は他界し父と弟の三人暮らし。忙しい父に代わって母親役をする拓也とわがままで泣き虫な小さな弟の実。拓也は日々母の役目を果たさなければと奮闘するがそう簡単にうまくは行かず、実を疎ましく思う日もある。何故自分ばかり我慢しなければいけないのかと落ち込む場面も沢山あります。それでもやはり家族は家族。毎日過ごすうちに弟の実への愛を感じ始めます。今まで出来なかったことが出来るようになったり、近所の小さな子ども相手にお兄さんになろうとする実の成長はとても素敵な場面です。そして実だけではなく拓也の成長も見逃せません。家族三人が力を合わせて一生懸命生きていく姿に感動します。こういった家族の形は現代社会でも多いはずです。漫画であるのにリアルとリンクすることが多々あり読者の涙を誘います。人間関係も作品の内容に取り上げられていて読んでいた子ども時代からこの作品に考えさせられ...この感想を読む
高校生母親ときに初めてこの作品を読みました。そのときも普通うに面白くあっという間に全巻読んでしまったけど、自分が親になってもう一度読むと学生時代は特に感じなかったところに深く共感したりして2度楽しめる作品です。内容的には母親を事故で亡くしてしまった拓也と弟実、父親の日常生活が描かれています。育児を中心とした話が多く子育て中のパパママが読んだら共感する部分も多いかと。泣き止まない赤ちゃん、イヤイヤ期の行動におもわず相槌を打ってしまいます。個人的には拓也と実が交互におたふく風邪にかかってしまい、看病の為仕事を休む父親が『一緒におたふく風邪になってくれれば』とつい思ってしまった父親にとても共感しました。兄弟いるとどっちか治るとどっちかがかかるものですからね(笑)主人公たち以外にも脇で登場するキャラが面白いのも特徴的です。たまに重い話もありますが藤井家の話は毎回楽しんで読ませていただきました。最...この感想を読む
拓也と実の母親は買い物に出掛けた先で交通事故に遭って亡くなります。拓也は、学校で家族についての作文を書く課題について、担任から無理しなくて良いと言われ、かなり冷めた感じです。実の世話にも少しウンザリしていましたが、野良犬に追いかけられ、怖がり抱きつき、自分を必要とする実を可愛いと感じます。作文には実のことを書きました。拓也と実の、ほんわかどたばた育児漫画の始まりです。色んな人との出会いと触れ合いで、成長していく二人を見ていくのが、本当に楽しい漫画です。母親は亡くなってしまっても、生きている者の生活は淡々と続くんだなぁと感じました。
よみがな:えのき はるみ ニックネーム:春美ちゃん 年齢(作品時):33才 血液型:B型 性別:男 所属:ソフトウェアプロダクション社に勤めるSE課長 性格:愛妻家で天然気味 特徴:21歳の大学生の時、弁当屋で働く由加子に出会ってナンパする 特技:アメリカに短期留学していたため、ヒアリング率80%で英語を話せる 容...
よみがな:ふじい いちか 生年月日:2月19日 年齢(作品時):4歳 星座:うお座 性別:女 国籍:日本 所属:第二ひまわり保育園ぞうぐみ 性格:口が達者、おませ 好きな人:榎木 実 兄弟姉妹:3男3女6人兄弟 好きな遊び:おままごと
よみがな:えのきたくや 生年月日:10月10日 血液型:A型 性別:男 性格:一生懸命で生真面目かつ、非常に家族思い 特徴:風貌は父親似で、性格は母親似 学年:6年2組 苦手な事:図画工作と長距離走 関係:榎木家長男 小学校:熊ノ井市立紅南小学校
安西律子
仕事や家庭で疲れていた安西律子に、榎木拓也が誤解から言ってしまった失言を謝り、安西律子を労るシーン
寛野光
友人関係に悩む主人公へのアドバイスで「友人関係も多少なりともメリットがないと付き合っていられない」と言うと、主人公は「友人と一緒にいるのは、楽しいし、和むからでメリットなんて求めていない」と返すそれに対しての返事。
榎木拓也
実の成長を見て寂しさを感じていることを藤井と話している時