主に泣いてますのあらすじ・作品解説
『主に泣いてます』は、東村アキコによる日本の漫画作品である。講談社「モーニング」で2010年より2012年の間にて掲載された。 ストーリーは、誰もが羨む絶世の美貌をもってモテモテなのが原因で不幸に見舞われてしまう残念な主人公の泉と、主人公泉を取り巻く登場人物たちとの騒動を描いたシュールなギャグ漫画である。 漫画単行本は全巻10巻。 2011年にはマンガ大賞2011の12位を受賞。 2012年にはフジテレビ系列土曜日の23時代から実写ドラマ化もされ、主演には連続ドラマ初挑戦という菜々緒が選ばれた。 絶世の美貌をもった主人公が、美しいことで次々と不幸なオチへと向かっていく設定は面白おかしくも切ない気持ちになるという読者の声もある。なかなかないストーリーの展開とオチで実にシュールな作品であり、今まで誰も描かなかった、美女の不幸物語が斬新で読者の好奇心を駆り立てる内容である。ドラマも人気のある漫画作品だからこそ注目を浴びた。
主に泣いてますの評価
主に泣いてますの感想
ブラックユーモアの散りばめた自分探しの話
この作品の冒頭は「ブスになりたい。誰からも愛されるブスに。」もうこれだけで「なんで？？」と疑問が湧いてきそうな気になる台詞ですよね。普通ならブスのほうが損な筈‥世間一般的なイメージだとそうなのに、この作品は全く逆のことを言っています。美人、というだけでこんなに人生苦労しなくてはならないものなのか‥というのがこの物語の筋です。主人公の泉は誰が見ても筋金入りの美人ですが、その顔のせいでストーカー行為を受けた女性に嫌がらせを受けたりと悲惨な人生を歩んでいます。自分というものをしっかり持った性格なら良いのですが、もともと臆病な性格も断って、唯一自分を愛してくれる既婚の画家とモデル兼不倫の関係を持っています。彼女の唯一の居場所は彼の愛人でもあり絵の中、だったんですね。他にお金持ちの中学生だったり、少しぶっ飛んだおばあちゃんが数少ない彼女の親友のような存在です。だから彼女は美人であって男に怖い目に...この感想を読む
れい
女も捨てたもんじゃないかも！元気をくれるマンガ
女を書かせたら日本一私が知っているマンガ家の中で、女性を書かせたら日本一だと思うマンガ家…東村アキコ先生最近では能年玲奈さんが主演の映画「海月姫」や、独身アラサーの恋愛模様をリアルに描いた「東京タラレバ娘」などが人気です。ですが、私はこの1作を激推しさせていただきたい！主に泣いてる主人公？ド平凡な美大生:赤松が任された画廊には、絶世の美女モデル 紺野泉権力を振りかざす女子中学生 ツネ誰が見てもクソだなと思う程女たらしの絵描き 仁変幻自在のトリッキー&クレイジーババァ トキゲイ疑惑の男子中学生 こもも濃い濃いキャラの中で奮闘し成長していく物語ですその女性を一目見た板前たちは互いを包丁で刺し合い…面接官は走って追いかけ…医者は診察を放っぽり出し……男性がストーカーになるのは当たり前。ヅラをかぶらなければ惚れられてしまう。そんな経験ありますか！？ないでしょ！？普通ないんですよ！でもこのマンガでは...この感想を読む
gatsuko
爆走
２巻では、泉が不倫をしている人気画家青山仁の、嫁がついに登場しました。嫁のゆっこ、かなり強烈すぎてびっくりしました。こんな人世の中に本当に存在するのでしょうか？そしてこの三角関係、今後一体どうなってしまうのでしょうか？恋愛模様も楽しいのですが、トキばあのぶっとんだテンション、そして意味不明すぎるギャグが面白くて大好きです。トキばあにはこれからもずっと出続けて欲しいです。でもこのマンガ、いったいどうやって収束するのでしょうか？テーマがテーマだし、泉さんのこの性格からして、ハッピーエンドもバッドエンドもどちらもしっくりこない感じがします。
らむりん
主に泣いてますの登場キャラクター
青山仁
よみがな:あおやまじん 性別:男性 国籍:日本 所属:東京美大 性格:極めてマイペース 特徴:教授 価値観:女性同士でトラブルが生じても、本人は無頓着 趣味:他の女性に声を掛けることを趣味 職業:画家 妻:不仲
緑川つね
よみがな:みどりかわつね 性別:女性 国籍:日本 所属:「Atelier jin」での絵画教室 性格:気が強い 特徴:黒髪おかっぱ 特技:空手有段者 一人称:オレ 振る舞い:押しが強い 実家:向島で一番大きい料亭「美登里(みどり)」
紺野泉
よみがな:こんのいずみ 身長:168cm 性別:女性 国籍:日本 性格:控えめかつ繊細な性格 特徴:真性の天然でナルシシズムが無い 願い:「好きな人と傍にいること」 スリーサイズ:B90・W60・H90 実家:旅館を経営 人生:不幸な人生を送っている
