狂四郎2030のあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

狂四郎2030

4.254.25
画力
4.00
ストーリー
4.25
キャラクター
4.00
設定
4.25
演出
4.00
感想数
2
読んだ人
3

狂四郎2030のあらすじ・作品解説

狂四郎2030は1997年から2004年にかけてスーパージャンプに連載された作品である。 作者は週刊少年ジャンプに連載経験を持つ徳弘正也氏である。 今作はこれまでの徳弘正也氏のギャグ中心の構成からは少しシリアス路線に寄っている作風となっている。 もちろん、ギャグやエロスな部分も取り入れられてはいるが、比較的シリアス路線が強いので、これまでの読者層に加えてより一層幅広い層が読むことが出来る作品といえる。物語は近未来を舞台にしたSFもので遺伝子の優劣によってすべての優劣が決してしまう世界が描かれている。本作の主人公は廻狂四郎で、彼は生後間もなく遺伝子異常として施設に入れられ、兵士としての訓練を受けさせられることとなる。数多くの戦場で活躍を見せるが、遺伝子異常であるという経歴から出世できないままでいた。ヒロインであるユリカや様々な人との出会いを経て本当に正しいものは何かを苦悩しながらも見つけていく様が描かれている。

狂四郎2030の評価

総合評価
4.254.25
(2件)
画力
4.004.00
ストーリー
4.254.25
キャラクター
4.004.00
設定
4.254.25
演出
4.004.00

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狂四郎2030の感想

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汚く、美しい、愛の物語

この漫画に興味を持ったのは、週刊少年ジャンプに掲載されたスーパージャンプの広告だった。主人公である狂四郎と、ヒロインのユリカが固く抱き合って口づけをしているその絵は、作品の内容を全く知らない私の中の何かを揺さぶるものがあった。やっと出会えた二人、のようなコピーが書てあっただろうか、もうかなり昔のことなので覚えていない。私の心を揺さぶったものの正体を知りたくて、本作品を手に取った。この物語は数多の犠牲の上に成立った、汚く、美しい、愛と懺悔の物語である。まず、バベンスキーの目を通じて丁寧に描かれた2030年の不条理な世界観に引き込まれた。どんな悲惨な場面にもギャグを挟んでくる作風のおかげで、悲惨な物語も最後まで読めた。物語が進むにつれ、狂四郎の狂気に満ちた過去がどんどん明らかになるが、ここまで主人公やヒロインを堕とす作品もあまり無いのではないだろうか。彼らはその経歴から、自分を弱く・汚い人間だ...この感想を読む

4.54.5
  • 渋子渋子
  • 2018view
  • 1143文字
PICKUP

設定は面白い。またテーマもシンプルで良い

徳弘正也といえばジャングルの王者ターちゃんだろう。本当にこの人は筋肉が大好きなんだなー。狂四郎2030は現代の遺伝子技術の暴走という科学者が危惧して警鐘を鳴らしているテーマを題材にしている。「狂四郎がバーチャルの世界で出会った嫁を追いかけ、敵の追っ手から逃げながらも最後には巡り会う」というテーマは非常にわかりやすい。このテーマのわかりやすさがあるから読者目線でも非常に感情移入しやすかったのだろう。また、徳弘正也の特徴であるギャグもこの漫画の良い助けとなっている。遺伝子による人種の選別という重いテーマを扱い、殺戮シーンを重ねながらも、こまめに挿入されるギャグのおかげで読み手にとってはあまり大きな負担に感じないはずである。大正時代のエログロナンセンスではないが、やはりエロ&グロの組み合わせは見る者の興味をそそってしまう。それゆえにこの軽妙なギャグが輝き、徳弘正也の代表作となったのであろう...この感想を読む

4.04.0
  • ずーみんずーみん
  • 248view
  • 612文字

狂四郎2030の登場キャラクター

小松由利加

よみがな:こまつゆりか 年齢(作品時):20歳 性別:女性 特徴:天涯孤独 価値観:淫乱の気がある 特技:コンピューターの腕は天才的 トラウマ:性的虐待を受けていた 職業:公務員 苦手な事:料理 肉体:魅惑的

廻狂四郎

よみがな:めぐりきょうしろう ニックネーム:狂四郎 年齢(作品時):25歳 性別:男 国籍:日本 住まい:関東 所属:MAS 性格:普段と戦いの時とで、二面性がある 特徴:尻に十字傷 特技:戦闘

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