ジャングルの王者ターちゃんのあらすじ・作品解説
ジャングルの王者ターちゃんは1988年から1990年まで週間少年ジャンプで連載されていたギャグ漫画である。一話完結型を基本としており、当時のジャンプ連載漫画の中でもページ数は少ない方であった。アフリカを舞台とし動物たちとの絆や自然との共存をテーマに書かれた『ターザン』のパロディー漫画で、ジャングルで生活しているターちゃんと仲間の動物たちがドタバタとした日常を繰り広げていた。 1990年からはタイトルを一新し、新ジャングルの王者ターちゃんとして連載をスタートさせ、1995年の連載終了までタイトルを変え話の内容も変化を見せ、1話完結ギャグとバトル要素が混ざった話へと形を変えていったのである。バトル編では、ギャグ漫画を思わせないシリアスな展開で話が進められ1話完結ではなく長期に渡って話が繰り広げられている。ただ、バトルの端々には元の作風であるギャグも混ぜられている。バトルが終わるとまた一定期間ギャグで話が進められる。
ジャングルの王者ターちゃんの評価
ジャングルの王者ターちゃんの感想
全てはここから始まった。
ジャングルの王者ターちゃんの初期の方。徳弘正也の作品が結構好きな身にとっては非常に意味のある作品である。この作品はまず設定が非常に面白い。ジャングルに住むどう見ても原住民で無いような顔立ちの、筋骨隆々な男が動物を守るために活躍する。といういかにもジャンプの読者に受けが良さそうな設定であるのだが、この設定の良さがジャングルの王者ターちゃんの人気に火をつけたと思う。一人一人のキャラクターが際立って良い持ち味を出しているのもこの作品の魅力と言える。大金持ちの息子のペドロ・カズマイヤーが修行のために努力をする様が、持ち前のギャグによって適度にごまかされ「くそまじめ」な雰囲気を良い感じに緩和してくれている。このおかげで今後の戦闘シーンやペドロ君の努力に対する感情移入が容易になっている。ここは徳弘正也の手腕が発揮されている点といえよう。さらに面白いのは筋肉の描きかただ。他作品の筋肉はどう考えても不...この感想を読む
ジャングルの王者ターちゃんの登場キャラクター
梁師範
よみがな:りょうしはん 年齢(作品時):26歳 性別:男 国籍:中国 性格:情に厚く、心優しい性格 特徴:西派32門派白華拳(はっかけん)最高師範。10年前のトーナメントでは当時既に最強を謳われていた王翬を僅か16歳にして敗った西派最強の天才拳士。頭首・蓮苞と恋仲で、西派の実権が黒龍拳に渡ることを阻止するた...
アナベベ
血液型:B型 身長:197cm 体重:130kg 性別:男 国籍:アフリカ 特徴:ターちゃんの最古参の戦友。登場当初は表情に乏しいストイックな戦士だったが、ユンケル帝国編のトーナメントで優勝した賞金を元に事業を起こし(アニメではダイヤモンドの鉱脈を発見して)、大金持ちになってからはサバンナの草原のど真ん中に豪...
ペドロ・カズマイヤー
血液型:A型 身長:188cm 体重:108kg 性別:男 国籍:フランス 性格:真面目で固い性格 特徴:ターちゃんを心底尊敬し、彼の行動に一々感動する。口癖は「おそれいりました!」。当初はターちゃんを倒して名をあげようと挑戦したが、あまりに人間離れしたターちゃんのパワーに心服し、押しかけ弟子になる。格闘家とし...