子供向けの哲学の本 - きみの町での感想

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きみの町で

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子供向けの哲学の本

4.04.0
文章力
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ストーリー
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キャラクター
4.0
設定
4.0
演出
4.0

カラーの挿絵も入ってて、164ページという小さな本です。 子供向けの哲学の本だという事で、漢字にふり仮名も降ってあります。 前後7編の短編は、「こども哲学」というシリーズの付録、真ん中の「あの町で」は、東日本大震災を題材とした春夏秋冬の短編4つです。 正直に言うと、道徳の本みたいだな、と思いました。学校の先生が喜んで読ませたがるような本です。 ちょっと変わった子供だった私には、理解するのが難しい話もあったけれど、大多数の子供の共感は得られるかもしれないと思った。 大人の目で読むのと、子供の目で読むのでは、きっと感想が違うと思います「。 現代の子供は、どう感じて読むのか知りたいと思いました。 「あの町で 夏」の話が、一番せつなくて、辛い話でした。震災で、失われた子供たちの未来。 かなえられる事のない約束、どんなに辛くても、生き残った子供は、生きていかねばならない事。 思わず、涙がこぼれました。

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