プロテスタントとカトリックの派閥争い これぞアメリカの歴史
マーティン・スコセッシ監督が拘っていたと言う作品でレオナルド・ディカプリオも出演しまいます。 これを見るとなぜアメリカ人たちは今の今でも、自分はスコッツだのアイリッシュだのと面々と聞いても居ない事を説明する意味が理解できるようになります。 基本的にアメリカの歴史は、何時の年代に何処の国がやばかったか歴史的な次元の話だとわかります。今、中国からの移民が爆発的に増えてるということです。 全欧州にもその傾向がありますが、イタリアからは不法移民は逃げていると聞いています。 舞台は南北戦争のころのニューヨーク。この時代考証が良くできていますが、流石にやっとこないだまでの風景ですから、アメリカ人の記憶の中に有る物なのでしょう。 メイフラワー号に乗って入植していたWASP(イギリス系アングロサクソン系プロテスタントの白人) と、その後アイルランドの食糧危機で逃げてきたアイルランド系の白人との摩擦が起こるわけです。アイルランド系の白人はその後の遡った時代には警官になって行きます。 英国本土のカトリックから逃げてきたプロテスタントは後から来たカトリックを毛嫌いする、これは芥川の「蜘蛛の糸」に似た味わいがあります。
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