ギャング・オブ・ニューヨークの評価
ギャング・オブ・ニューヨークの感想
緊迫感と激動の中身で楽しめるエンターテーメント作品
荒々しい激動の描写が続く映画舞台は1863年のニューヨークです。アメリカは移民たちが集まるところ。そこに過去にグループ抗争(ギャングのようなもの)で父を殺された息子が離島の少年院を出て、復習を誓い、その街の裏のボスに近づき、気に入られ、父の命日(ボスはこの日を記念日として毎年盛大なお祭りを催します)に暗殺しようとするも失敗。その後、移民たちを集め、再度、挑戦を図るが、時は南北戦争による徴兵制度の導入や移民流入、黒人問題など混沌とした社会背景で、街は暴動となる。そんな混乱の中、ボスを突き刺す、というのが基本となるストーリーで、荒々しい激動の描写が続く映画です。すばらしいカット割りや緊迫感と密度の高い映像、それぞれの役者の動き、中心人物となる出演者たちの芯の通った演技などは傑作といっていいかもしれません。ずっと最後まで気を抜けずに見入ってしまうリーダビリティーのあるストーリー展開と演出力が...この感想を読む
壮大すぎる物語が説明不足。でもD・デイ=ルイスは凄いっ。
父親を殺された復讐をしようと企む青年がディカプリオで、ディカプリオが惚れちゃう女(でも実は敵の女)がキャメロン・ディアスで、敵の大ボスがダニエル・デイ=ルイスなんですが。アメリカの先史ともいえる、ネイティブとアイルランド系移民との抗争が軸になっているお話です。壮大なスケール!と謳われた作品ですが、たしかにスケールはでかいのですが…それゆえ話が分かりづらく、長い年月を表現しなければならなかったにも関わらず、そこんとこは説明不足が目立ちます。ダニエル・デイ=ルイスの怪演はあっけにとられるほどですが、対抗するディカプリオはちょっと呑まれてしまった感じ。キャメロン・ディアスの役って、もっと別な人がよかったんじゃないのかなー…などなど、映画自体の構想も長かったようですが、不完全燃焼で終わってしまった気がします。それにしてもダニエル・デイ=ルイスは、ほんとにすごいっす。映画出るたびに人相違ってない...この感想を読む
プロテスタントとカトリックの派閥争い これぞアメリカの歴史
マーティン・スコセッシ監督が拘っていたと言う作品でレオナルド・ディカプリオも出演しまいます。これを見るとなぜアメリカ人たちは今の今でも、自分はスコッツだのアイリッシュだのと面々と聞いても居ない事を説明する意味が理解できるようになります。基本的にアメリカの歴史は、何時の年代に何処の国がやばかったか歴史的な次元の話だとわかります。今、中国からの移民が爆発的に増えてるということです。全欧州にもその傾向がありますが、イタリアからは不法移民は逃げていると聞いています。舞台は南北戦争のころのニューヨーク。この時代考証が良くできていますが、流石にやっとこないだまでの風景ですから、アメリカ人の記憶の中に有る物なのでしょう。メイフラワー号に乗って入植していたWASP(イギリス系アングロサクソン系プロテスタントの白人)と、その後アイルランドの食糧危機で逃げてきたアイルランド系の白人との摩擦が起こるわけです。アイ...この感想を読む
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