クライマーズ・ハイのあらすじ/作品解説

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

クライマーズ・ハイ

4.254.25
映像
4.25
脚本
4.00
キャスト
5.00
音楽
4.00
演出
4.50
感想数
2
観た人
2

クライマーズ・ハイのあらすじ・作品解説

1985年に起きた日航機123便墜落事故の取材に奔走する記者たちの姿を描いた、横山秀雄の同名小説を原作とした、2008年に公開された日本映画。監督は「KAMIKAZE TAXI」「魍魎の匣」の原田眞人。脚本は「孤高のメス」の加藤正人、成島出。 1985年8月12日、登山仲間の同僚で親友の安西との待ち合わせに向かおうとした北関東新聞の記者悠木は、県警担当の佐山から日航機の機影が消えたという第1報を聞く。大惨事の予感と共に社長白河から取材に関する全権を任される。慎重派の悠木は、現場が群馬だと確認されてから、佐山と神沢を現場に送るが、必死で得た惨状の第1報は記事にならなかった。一方、待ち合わせ場所では安西が倒れ、植物状態になり…。 主人公悠木を「ローレライ」の堤真一、佐山を「半沢直樹」(TV)の堺雅人、神沢を「バイロケーション」の滝藤賢一、安西を「ストロベリーナイト」の高嶋政宏、社長を「おくりびと」の山崎努が演じている。他に尾野真千子、遠藤憲一、田口トモロヲ、堀部圭亮など。

クライマーズ・ハイの評価

総合評価
4.254.25
(2件)
映像
4.254.25
脚本
4.004.00
キャスト
5.005.00
音楽
4.004.00
演出
4.504.50

評価分布をもっと見る

クライマーズ・ハイの感想

投稿する

個性豊かな群像活劇

とある地方紙の新聞社を舞台とした物語で、日航機墜落事件をモチーフにしています。地方紙の意地とプライドをかけて、事故原因を追究していく姿が描かれています。また、後年の主人公が亡き親友との約束を果たすべく、クライミングに挑戦する話も時代を行ったり来たりしながら並行して展開していきます。ストーリーや演出もよく、キャストも豪華で見ごたえがあるのですが、難点を挙げるとすれば、いまいちメッセージが見えてこないというところでしょうか。完全なノンフィクションであれば、事実の顛末を追っていくだけで十分作品となると思いますが、日航機墜落事件以外のエピソードはフィクションであるため、この映画が何を言いたいのかわからないという点はやはり気になる部分ではあります。しかし、緊迫感あふれるシーンは見ごたえがあり、取材にかける記者の情熱には心打たれます。なんといっても豪華なキャストたちによるやりとりの面白さが圧倒的で...この感想を読む

3.53.5
  • 145view
  • 420文字

クライマーズ・ハイの登場キャラクター

悠木和雅

安西燐太郎

安西耿一郎

クライマーズ・ハイの名言

お前を調子づかせるために520人は死んだんじゃないんだ。

悠木和雅

凄惨な事故現場を見てショックを受けた後輩が、あんたはこんな冷房の効いた涼しい所で仕事して、と怒り狂い、後輩を黙らせるために主人公が言い返したセリフ。

降りるために、登るのさ

安西耿一郎

一緒に山に行く約束をした安西と悠木。あとで駅で合流する約束をして、会社の前で一旦別れる。出て行こうとする安西に、悠木が訊ねる。「お前さぁ、なんで山に登るんだ。」

スクープは山登りと同じだ。小さな出っ張りに体重をかけて、一歩ずつ高度を稼ぐ。お前みたいにがむしゃらに登っちゃだめだ。

悠木和雅

事故原因についてのスクープをつかみそうな玉置が、悠木に取材先から電話をかけてくる。興奮気味の玉置をなだめるように、悠木が言うセリフ。

名言をもっと見る(4件)

クライマーズ・ハイに関連するタグ

クライマーズ・ハイを観た人はこんな映画も観ています

クライマーズ・ハイが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ