ザ・ビーチのあらすじ・作品解説
ザ・ビーチは2000年に公開されたアメリカのサスペンス映画。 アレックス・ガーランド原作の同名小説をダニー・ボイルが映画化し、「タイタニック」で不動の人気を得たレオナルド・ディカプリオが主演。 (ディカプリオはタイタニック出演後に3桁以上の映画オファーを断って出この映画の出演を決めたというエピソードが知られている) 「ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女」のティルダ・スウィントンとテレビドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」シリーズのロバート・カーライル、「8人の女たち」のヴィルジニー・ルドワイヤン、ギヨーム・カネなどが出演している。 脚本はジョン・ホッジ、撮影はダリアス・コンジ、編集にはマサヒロ・ヒラクボがそれぞれ担当している。 この作品はアメリカでの退屈さ痺れをきらしたリチャードが刺激を求めてタイへと向かいそこで知り合ったダフィから伝説の島『ザ・ピーチ』の話を聞かされるが、翌日ダフィが変死してしまい、それを機にリチャードは隣の部屋のカップルとともに島へと向かうという内容になっている。
ザ・ビーチの評価
ザ・ビーチの感想
夢の島は夢だった
先日ついにアカデミー賞を受賞したレオナルド・でカプリオだが、この作品で取れなかったことが不思議な程、主人公リチャードははまり役だ。平凡に暮らしてきたごく普通のアメリカ人青年が、未知の世界で刺激を求めて一人旅をする。自由気ままな一人旅をイメージしてきたものの、バックパッカーホテルで隣部屋になったフランス人カップルを見ると孤独を感じる。刺激を求めて旅をしているにも関わらず、遠い異国でもいつもと変わらない日常を送っていることにフラストレーション。しかしある時廊下で叫ぶ男ダフィーに出会う。ギョロ目で坊主頭のダフィーは薬物常習者か精神病患者のように見える。インパクトのあるダフィーから受け取ったものは「夢の島」についての情報とその地図。その翌日リチャードはダフィーの部屋で彼の遺体を発見する。ダフィーの言葉が気になると、地図の島は本当に存在するのか不信と期待が混ざる中、隣部屋のフランス人カップルを誘...この感想を読む