仕事に疲れた時、元気が貰える映画 - プラダを着た悪魔の感想

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仕事に疲れた時、元気が貰える映画

4.54.5
映像
5.0
脚本
3.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
3.5

おしゃれに興味のない女の子が、一流ファッション誌の編集長アシスタントの職に。 悪魔的にハイレベルな仕事を要求する編集長「ミランダ」のもとで、頑張る主人公「アンディ」が成長していくサクセスストーリー。 とにかくミランダの要求がとてつもなく悪魔的!! そんな要求をされるアンディを見れば、共感もできつつ、自分の仕事の悩みなんてちっぽけなものだと思わずにはいられません。 初めての仕事から訳のわからない事を言われるアンディはとてもかわいそうに感じます。 でも、ミランダの右腕のファッション・ディレクター「ナイジェル」の手を借りておしゃれに変身するアンディはすごく羨ましい。 入って間もないのに会社内に味方ができ、手を貸してくれるなんて上手く行き過ぎる展開ではないでしょうか。 それは暗に、アンディという女性がすごく魅力的だからこそ成しえたのかもしれません。 実際その後、エッセイスト「クリスチャン」に言い寄られたり、頑張りもあったからかもしれませんがミランダにも認められるのですから。 また、共感ができるといえば、仕事を頑張れば恋愛が上手くいかなるという部分。 アンディと恋人しかり、ミランダ夫婦といい・・・ 仕事と恋愛のバランスはやはり難しいなぁと思わされます。 とても共感でき、大好きな映画ではあるのですが、いくつかよくわからない部分が引っ掛かり、若干のマイナス評価。 まず、なぜ「プラダ」なのか? 作中には有名なブランドが数多く出てきますが、タイトルはプラダ。 第一アシスタントの「エミリー」がアンディに「プラダを着た瞬間、あなたは悪魔に魂を売った」という所から、悪魔はミランダではなくアンディ??と謎が深まるばかり・・・ さらにアンディがおしゃれになった時にエミリーが話題にしたのはシャネルのブーツ・・・ なら「シャネルを着た(履いた)悪魔」で良かったのでは? また、家賃も払えないくらいのアンディがなぜそんなにブランドの服を着れたのか? これはサンプルを貸してもらえたか、格安で買い取った、洋服の為の手当てがあるなど、色々考えればなんとか納得できました。 そして、ラストになぜアンディは仕事を投げ出したのか? アンディは真面目で頑張り屋の性格のはず。 いくらミランダのようになりたくないと感じたのであれ、無断で、しかもパリに同行している途中で投げ出すのは彼女らしくないように思いました。 やめるのであればパリから帰った後に、しっかりとミランダにやめる旨を伝えると思ったのですが・・・ もしかすると原作ではもっと深く触れられていて、この疑問が解決するのかもしれません。 そう思うと是非、原作を読んでみたいと思わせられる魅力的な映画でした。

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