ホーム・アローンのあらすじ・作品解説
ファミリーコメディの巨匠、クリス・コロンバス監督による、ホーム・アローンは天才子役の名を欲しいままにしたマコレー・カルキンの名を世界に広めた出世作とされている。 シカゴに住む一家はクリスマス、パリで過ごすべく集まっていた。出発当日、目覚まし時計の不具合により、全員寝ぼうし大騒ぎ後、空港へ向かい、なんとか飛行機に搭乗することが出来た。しかし、一家は8歳になった少年のケビンを取り残しており、ケビンは一人、誰もいなくなった大きな家で過ごすことになり、大はしゃぎするが、留守を狙った泥棒コンビが家を狙う。 ケビンは日頃イタズラで鍛えた悪知恵により、家具などを駆使し、泥棒対策を行い、泥棒に挑むのである。 一人で家を守ると、様々な悪知恵で挑むケビンと、ケビンの様々なトラップに引っかかり、どんなに痛い目にあっても決して諦めない謎の執念を持つハリーとマーヴの泥棒コンビか徐々に傷だらけになり、ボロボロになっていく姿を、コミカルに描いた、コメディ映画の最高傑作である。
ホーム・アローンの評価
ホーム・アローンの感想
今、改めてホームアローンを見る時代。
家庭を守るために闘う、小さな兵士ケビン。クリスマスの時期に家族旅行を予定したマカリスター一家。家族全員で行くはずが、トラブルから一家の中の男の子ケビンが旅行に置いてけぼりにされてしまう。そこへ旅行中の住宅の留守を狙った空き巣が、マカリスター家へ忍び込もうとし、ケビンは家を守ろうと一人で泥棒たちに立ち向かう。このときの姿が自分の家や自分の身など大切なものはきちんと自分で守るのだという、幼いながらも成熟した意識をピュアな心と一緒に持ち合わせた小さな家庭内兵士に見える。家族や家庭を愛しているゆえの強さを持った、愛のために闘い守る大人のようにも見えるのだ。大切な存在を守るとなったら、闘う。そう決意したケビンの決断から行動に移るまでの早さには恐れ入る。何も武装をして外敵から肉弾戦で攻防するということではない。ケビンと自分を照らし合わせたとき、自分には家族を守るために瞬時に何か行動を起こせるだろう...この感想を読む
ケビン!
クリスマスに家族で観たくなる映画と言えばコレ、というくらい大定番のコメディ映画。子供の時に見て楽しかったのは、ケビンが痛快に泥棒を撃退する罠を作っていくところ。まんまとはまってしまった泥棒のシーンでは大爆笑して、何て面白い映画なんだと繰り返し観たことを覚えている。大人になった今はお母さんの視点がよく分かって、ケビンを心配する姿は小さい時に感じたことがないような切なさを覚える。そして今でも共通して好きなのは、ラストシーンで家の惨状を見たお母さんが「ケビン!」と名前を叫ぶところ。突っ込みどころもあるけれど、家族で安心して笑える映画という評価はかなり高い。
クリスマスに見たい映画
家族でパリに招待され、親戚などを含め総勢15人の大騒ぎの朝。慌てて家をあとにした一家は、パリへ向かう飛行機の中でケビンを置き忘れたことに気づくが、引き返す飛行機はクリスマス休暇で満席。そんな中、1人残された8才のケビンがいる家に泥棒が入る。ケビンの天才的なアイディアで、泥棒に立ち向かうのですが泥棒の大人たちは真剣なんだけど、ハチャメチャなバトルが本当に笑える。終盤の20分は、笑いっぱなし。2人いる泥棒の天然パーマの方が、可愛すぎます。けど、ただの笑えるコメディで終わらず家族愛もあって、最後は少しジーンとなります。やっぱり8歳の子供なんだなっていう表情と、家族っていいなという気持ちに。クリスマスシーズンのお話しなので、クリスマスに見たくなる映画。