Ray/レイのあらすじ・作品解説
Ray/レイは、2005年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「愛と青春の旅だち」「カリブの熱い夜」「ディアボロス/悪魔の扉」のテイラー・ハックフォード。脚本は、ジェームズ・L・ホワイト。音楽は、レイ・チャールズ、クレイグ・アームストロング。出演者は、ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、レジーナ・キング、クリフトン・パウエル。 レイ・チャールズ・ロビンソンは7歳の時に失明するが、母親から目が見えなくても施しを受けずに自立して生きるようにと教えを受けて育つ。1948年、17歳になったレイは仕事をするためにシアトルへと旅立ち、天才的なピアノと歌で瞬く間に人気となった。しかし、音楽で暮らしていけるようになっても目が見えないことで孤独になりがちな生活が続き、失明する前に弟を目の前で亡くしたことの苦しみからも逃れられず、ヘロインに溺れていくのだった。 ソウルの神様と呼ばれるレイ・チャールズの音楽人生の苦悩と再生を描いた伝記映画である。 アカデミー賞にて主演男優賞と録音賞を受賞した。
Ray/レイの評価
Ray/レイの感想
レイ・チャールズの人生の表と裏。
盲目の天才ソウルシンガー。言わずと知れた、盲目の天才ソウルシンガーにしてピアニストの人生を描いた映画です。2004年、今から14年前の作品。私は1982年12月、故・R&Bシンガーでありギタリストの柳ジョージさんとレイ・チャールズのジョイント・コンサートを大阪で見た事があります。当時私は12歳。柳ジョージさん、そしてレイ・チャールズの大ファンでもあった母に連れられて行きました。その頃の私は、洋楽の登竜門としてビートルズにハマりだしたばかりの12歳の小学六年生です。母がよく家で古いレコードを聴いていたので、曲は知っていましたが、どれだけ凄い人なのかというのは全く理解しておらず、後に「私なんかが見て勿体なかった」、「もうちょっと大人になってから見たかった」などと思ったものです。しかし、そんな12歳の小学生でも、生のレイ・チャールズは凄かったです。全く気負ったところが無いのに、凄い迫力のパフォーマンスでし...この感想を読む