映画ではなく芸術
よくわからない
題名こそは有名だし知っていましたがなぜこれが名作といわれているのかよくわからない。おしゃれではあるけど、内容に深みがないというか。でもこれよく考えたら1961年の映画なんですよね。物語は正直つまらなかったけど、大事なのはそこじゃないのかなって思いました。というのも、確かにレトロ感はあるのですが古臭さをまったく感じなかっただんですよ。描写が芸術的というか、今見てもすごく綺麗なんです。物語を追求する映画ってよりは、ただ見て目で楽しむ感性で楽しむといった芸術的な見方のほうがあっているかもしれません。ただ日本人を馬鹿にしているような描写はどうも好きではありません。昔の作品でコメディ要素として仕方のないことなのかもしれませんが。
恋愛などの価値観の違い
日本の現代との価値観がすごい違うのでロマンチックというよりも下品な女性にホリーが見えてしましました。オードリー・ヘプバーンがとても気品あるオーラを持っている人なので映像的には汚くはみえませんが。ホリーのやってることって簡単に現代風に言うなら売春と同じですからね。周囲の男性をネズミで例えたりなんだかなって感じです。他の登場人物もそうです!ポールだって室内装飾家にお金をもらってツバメやっていたり。最後ハッピーエンドのラブストーリーですよって言われても本人たちはハッピーかもしれないけど、ホリーの正式に別れたかどうかもわからない夫とかかわいそうだなって思ってしまいました。あと万引きのシーンは好きになれないです。
ネコはかわいい
ネコ好きってこともありますが、素直に一番ネコがいいって思いました(笑)寝坊したホリーを起こす仕草とか躾けたのでしょうか?すごく自然体な感じがして良かったです。犬とかならまだわかるのですが、ネコを演技させるってすごく難しいと思うんですよ。それをこんな昔の映画で自然な演技をしていたので、すごく驚きました。このネコを演じているのはオランジーってネコでパッツィ賞を2度も受賞してるんですね!このネコは名無しのネコちゃんって呼ばれていたりするところや、ホリーは周囲の男をネズミ扱いしているところからホリーの心情を表している大きな役割を果たしいるんだなって感じました。最後の場面とかとくにわかりやすいですよね!物語はオードリー・ヘプバーンをよく魅せようって感じで内容はつまらなかったですが、ネコを使ってこういう描写をみせるのはなかなか面白かったと思います。もしマリリン・モンローが断らずに引き受けていたらもっと違うホリーが見えていたかもしれませんね。
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