新たな封神演義
封神演義とは、西遊記、三国志とともに中国三大怪奇小説の一つです。ですが、このアニメは封神演義とは名ばかりで、原作とはかなりかけ離れていてまったく別のストーリーになっています。
太公望は羌族の生き残りで、今は仙人界で修行する道士。ある日、師匠である原始天尊から人間界で悪さをする仙人たちを懲らしめる、封神計画というものを任される。
人間界は中国殷王朝時代。皇帝紂王の后となり、わがまま邦題しているのが、仙女妲己。元は女ぎつねでの妖怪仙人で、テンプテーションを使い、紂王を誘惑していた。妲己のわがままのせいで、殷王朝からは民達の心が離れ新しい王を待っている。太公望が西の姫発を次の王として支え、新たな国家周を作る。中国で実際にあった殷周革命である。悪役にすら悲しいエピソードがあったり、皆太公望の人柄に惹かれていく。太公望は仲間を集めながら妲己の仲間達と闘っていく、ファンタジーアニメ。
まず、元々の原作とはかけ離れていると書いたが、漫画の原作ともかけ離れています。登場人物はとにかく多い。そして様々な専門用語や武器の名前が多いです。そのため、アニメはちょっと見ずらいかもしれない。漫画などでゆっくり読んでこそ理解できるストーリーです。太公望はかなり頭が切れる人物なので、策略などが面白い。武器の使い方も科学的な相性なども使われていて勉強になることも多いアニメでした。
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