AKIRA アキラのあらすじ・作品解説
AKIRAアキラとは1988年に製作された大友克洋脚本・監督のアニメ映画である。 10億円という当時の日本アニメでは考えられ無い製作費で作られていることもあり、細かな所にまでこだわりがある作品となっている。このようなこともあり国内のみならず、海外でも人気の作品となっている。 2019年の東京が舞台となっていて、1982年に新型爆弾がさく裂したことで崩壊した世界に住む主人公金田正太郎と超能力をもつアキラ、島鉄雄との戦いを描いたSFアニメーションである。 アニメもさることながら、原作の漫画も人気が高く、第八回講談社漫画賞一般部門といった国内の賞のみならず、アイズナー賞最優秀国際アーカイブプロジェクト部門などといった海外の賞も受賞している。 これらのような人気の高さもあり、ワーナブラザーズ配給で2008年実写映画化をする報道が出た。途中中止の話題も出たが、2015年時点でジャウム・コレット監督のもと製作が進められている。
AKIRA アキラの評価
AKIRA アキラの感想
なんかカッコいい!!
大友さんの作品の登場人物たちは、何かみんなカッコいいんですよね。 最初は、AKIRAの大活躍が見れると思ってたのですが、違いました。 正直、時代背景や話のストーリーが難しくて理解しきれない部分がたくさんあったのですが、 とにかく、超能力を持った人間たちのお話です(笑) 能力の使い方がすごくカッコよくて、宮崎駿作品にもよく見られるとおもうのですが、 力を使う時に「風」が起こるんですが、その風の起こり方がカッコよくて、力の強さを表してるというか、一般人には叶わないオーラをまとっている感じに憧れを抱いてしまいます。 きっとテツオも、そういう能力に憧れたのだと思いますが、力というのは自分のためだけに使うと何故か破滅してしまうんですよね。 超能力というものを通して、人間の生き方を問われるような作品になっていると思います。 能力者の子どもたちが、自分たちを犠牲にしてみんなを守るところは何か悲しくて泣けてき...この感想を読む
ぜんぜん古く感じない
もう十年以上も前のアニメなのに、ぜんぜん色あせない。伝説といわれているアニメだ。ヤンキーの少年たちと、超能力のあるアルビノのような見た目の人間。特定の主人公はないように思える。社会の仕組みもしっかり描かれていて、矛盾点がない。映像はたしかに古いが、絵の描き方や発想がすばらしい。幻覚で、体から出て行く内臓を拾い集めて体に戻そうとするシーンが印象的。小さいときは怖いアニメだと思っていたけど、大人になってみなおしてみたら、見入ってしまうほど面白いアニメだった。もう、あと数年ででAKIRAの舞台となっている2019年になるんだな、と思うと感慨深い。
パーフェクトなかっこ良さ
世界観、ストーリー、芸能山城組による音楽、今観ても、どれをとってもカッコイイ、パーフェクトな映画だと思います。海外のアーティストでも影響を受けている人が多いですよね。私が観たのは小学生の頃。親戚のお兄ちゃんの漫画原作を読んでいたので、映画化が嬉しくて、幼稚園の弟と近所の映画館に観に行きましたが、あまりのすさまじい描写に衝撃を受け、呆然としたまま帰ってきた思い出がありました。確かに小学生には、色々な意味で刺激が強すぎたかもしれません。今なら完全にR指定なんでしょうけど、あの年頃に、あのような映画を観れた自分は幸せだと思います。いまだにあれを越えるカッコイイアニメが出てきて無いような気がします。