もし地獄の底、ディネボクシリというもの があるのなら、私はそこに落ちるだろうな
ハクオロ
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うたわれるものは、同名ゲームをアニメ化した作品である。放送期間は、2006年4月から2006年9月、全26話構成で一部の違いがあるものの概ね原作であるゲームに忠実なストーリーが展開された。 大まかなあらすじは、記憶を失い森に倒れていた男ハクオロを村娘エルルゥが助け看病するところから物語は始める。ハクオロは外れない仮面を被った奇妙ないでたちであったが、気は優しく知性的で次第に人々の信頼を集め、悪政に苦しむ村々の指導者として、藩主ササンテに戦いを挑むのである。 前半から中盤までは、いわゆる戦後物の成り上がりストーリーで、ハクオロのカリスマ性に惹かれた一騎当千のツワモノ達(オボロ、ベナウィ、カルラなど)と共に、敵対勢力と戦う展開、後半はハクオロの記憶が解き明かされるにつれ、神々の闘い、生物兵器等が登場しSF要素が高まる。製作は当時からHD製作であったが、初回放送版はSD放送でDVD販売、後にHD映像のブルーレイ版が販売され再放送(東京MX)からはHD映像で放送されている。
AQUAPLUS製作のアダルトゲーム「うたわれるもの」のアニメ化作品。前述の様に元々はアダルトゲームであるものの、所謂Hシーンはあまり多くなくむしろアドベンチャーやシミュレーションとしてのゲーム性が強い。そのためゲーム自体の評価が高く、本作であるアニメ化及び、その後もPS2やPSPへの移殖やうたわれるものらじおなど高い人気を誇った作品である。さて本作ではアニメということでPC版には存在しなかったボイスが各キャラに付けられたことも大きな要因である。特に主人公であるハクオロはゲームの主人公としては珍しく、落ち着いた大人の男性として描かれており原作からして人気の高かったキャラクターである。それを渋いボイスを持つ小山力也さんが声優として担当されたことでその人気は不動の物となったのである。また原作のアニメ化としてではなく、アニメ自体を評価する声も多い。それもやはり小山力也さんを始めとした各声優陣による熱...この感想を読む
ハクオロ
村を守るために国に反旗を翻した戦いで敵武将に「あなたのしている事は正しいのか?」と問われた際のセリフ。どんな理由であろうとも戦いを引き起こし、その先頭に立ち、他人を死地に追いやる自分は許されな罪を犯しているのだという自責の念から生まれたセリフ。