原作を読んでいた私からの感想
私は原作を読んでいたからだと思いますが、結論から言って少し残念に思う映画でした。
まず、キャストの配役ですが役者さん自体は良かったと思います。特に冬馬くん、悠里ちゃんなどのサブキャラクターはピッタリでした。ですが、主人公であるにもかかわらずふたばちゃんにはガッカリでした。まず原作から作る大切な見た目として髪の毛がセミロングではなくショート、茶髪ではなく黒髪という点がガッカリでした。台詞にも心がこもってないように聞こえて出だしからガッカリしたのを覚えています。
そして洸の兄である田中先生でしたが、爽やかなイメージからかけ離れていたのでとても悲しかったです。チャームポイントであるホクロが減ってましたし…。とにかくアオハライドの配役には残念に思えました。
しかしちゃんとキュンポイントもあったので全部が全部残念というわけではありませんでした。それは一番印象に残っているシーンで、ふたばちゃんと洸が鏡ごしに手を合わせるシーンです。そこで青春のもどかしさ、お互いが好きなのにすれ違っている気持ち、甘酸っぱい恋愛が注ぎ込まれていたように感じました。台詞のないシーンだからこそ、2人の呼吸だけが聞こえたように感じてドキドキしました!原作のネタとはいえ原作通りに、かつ綺麗に表現してくださったことは感謝です!
このままいい感じに終わってくれるかなと思ってたのですが…最後のキスシーン、洸の片腕がプラーンとしてたところがおしかったです。その手をふたばの腕に添えるとかなんとかすればいいのに、初々しい感じより情けない風に見えてしまいました…。
たくさんの感想を述べてきましたが、きっと原作から読んだ人にとってはものたりなく、無理やりギュウギュウに注ぎ込んだ映画となったと思います。原作を読んでないひとからすればキュンキュンしていえ、とてもいい作品にうつるのではないかと思います!
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)