ハチ公物語のあらすじ・作品解説
ハチ公物語は、仲代達也主演で1987年に松竹富士の配給で公開され、配給収入は20億円にもなった。この映画は、東大教授であった上野先生一家に飼われていた秋田犬の「ハチ」をめぐるストーリーである。毎日ハチは出勤する上野先生を渋谷駅まで送り、夕方には決まった時間に駅まで先生を迎えに行く。こうして、上野先生とハチは心から深い絆で結ばれていた。 しかし、こんな幸せも長くは続かなかった。大学での講義中、先生は突然帰らぬ人となってしまうが、ハチは今まで通り、一日も休むことなく駅で待ち続ける。上野家でもうハチを飼えなくなり、その後、居場所を転々とせざるをえなくなっても、先生の帰宅を信じて何年も渋谷駅で待ち続け、最後は駅で息を引き取る。「忠犬ハチ公」として、先生に対する尊い気持ちが多くの人に感動を与えた。 2007年リチャード・ギア主演によるリメイク版「HACHI約束の犬」がアメリカにて製作され、2009年に上映された。
ハチ公物語の評価
ハチ公物語の感想
祖母とポチと私
動物と人間の繋がりを感じる作品私はハチ公の銅像を、実際に見た事がない。なかなか東京まで行く時間もなく、東京へ行ったとしてもハチ公を見に行こうという予定はつくれなかった。1人で東京に行く際にはハチ公の銅像に会いに行きたい。ハチ公に会うためだけに2時間電車に揺られて会いに行く価値は高い。一匹の犬がもたらした物語にここまで感動するのは私にも買っていた犬がいたからだ。雑種でごく普通の犬だ。でも私にとっては大事な家族だった。今はいないその犬の名前は、”ポチ”という。もっと洒落た名前をつけてあげたかったが、当時小学低学年の私には犬といったら”ポチ”という名前しか浮かばず勝手にポチと呼ぶ私に家族は仕方なくポチで承諾したのだ。そんなポチは私の後ろをずっとついてきた。私を母親と思ってるわけではないと思うが、頼れる人だと感じて自分の後をついてくるポチに、小学生の私は得意げな表情をみせていた。私が学校に行って...この感想を読む
愛されていたハチ公
この映画はやばいですね!ほんとにやばいくらい泣いてしまいます。そしてこれが実話だというのですから、また更に涙腺をゆるませますよね。ですが、この映画では実話とは少し違うところもあるようですね。その点は仕方ないとはいえ、ちょっと残念な気がします。この忠犬ハチ公のお話はきっと誰もが知っているとは思いますが、そのお話を映像をとおして見てしまうと、本当に泣けてきます。ハチ公のご主人に対する真っ直ぐな愛。この愛はご主人の上野さんの愛があったからこそであり、ペット虐待などのニュースもあるこの時代に沢山の人に見ていただきたいなと思います。現在では渋谷前に銅像があるのは、当時ハチ公がみんなに愛されていた証拠だと私は思います。
動物映画は泣ける時にみるものですね
動物映画は泣かせる為に作っている。ってわかっているはずで見る前から身構えている部分もあるのにやっぱり号泣してしまいました。絶対泣かないぞ!って思っていても泣いてしまうんですよね。この作品は特に涙が出ました。渋谷のハチ公前と言えば今は待ち合わせ場所の名所。こないだ行った時はハチ公の周りには携帯画面をガン見している人達ばかりで寂しくなってしまいました。ハチ公前から見えるスクリーンにこの映画ながしておけばいいのに、もっとハチ公を見てあげてほしい。この映画を見る前もハチ公の存在やどんな人生かは知っていたはずなんですが実際犬に演技された物をみると違ってきますね。ハチ公が銅像になる理由がわかりました!