お笑い初心者が参考にする入口にでもなるんじゃないかな? - べしゃり暮らしの感想

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漫画レビュー数 3,136件

べしゃり暮らし

4.334.33
画力
4.33
ストーリー
4.33
キャラクター
3.83
設定
3.83
演出
4.17
感想数
3
読んだ人
5

お笑い初心者が参考にする入口にでもなるんじゃないかな?

4.04.0
画力
4.0
ストーリー
4.0
キャラクター
3.0
設定
3.0
演出
3.5

自分が個人的に好きな漫画家、森田まさのりさんのお笑い芸人について描かれたヒューマン漫画です。

ざぁーっくりとあらすじを書けば、子供の頃から好きだった主人公。高校では校内放送で生徒を笑わせることを日課としている。

ある日、転校生がやってくるが、それが後に相方となり、高校卒業後、お笑いの学校に入り本当のお笑いの世界に入っていくという感じかな?

ただ、この漫画はお笑いの表を見せているのではなく、敢えて裏の面を重点に描かれている。

まぁ、ヒューマン漫画ですから、そりゃそうだよなって思いますが、森田さんはそれをかなり細かく、そしてリアルに描かれているのが魅力です。

お笑い芸人はモテるとか、稼げるとか簡単に思っている人は少なからずいるけど、実際は険しすぎる茨の道です。

テレビに出るような人は、テレビのルールに乗っ取らないと売れ続けられないところとかも、この漫画には描写されています。

お笑い芸人を諦める者、二世タレントと言われて葛藤する者、相方を亡くして悲観にくれながらもお笑い芸人を続ける者、いろいろとこの作品には描かれていて、色んな観点から勉強できるのではないのでしょうか?

お笑い芸人になりたい人にとっては、まずこの漫画を読んで笑いつつも参考にしてほしいと思います。

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ベテラン・森田まさのりが『べしゃり暮らし』で伝えたいこと

森田まさのりは漫画のなかにメッセージを込める。『ろくでなしBLUES』、『ROOKIES』の名前を知らない読者はいないだろう。『ろくでなしBLUES』は80~90年代のジャンプを代表する不良・ボクシング漫画であるし、『ROOKIES』は不良とされた高校生たちの青春偶像劇野球漫画で、ドラマ化もされている。その両ヒット作の生みの親が、森田まさのりである。漫画家・森田まさのりを尊敬するアーティストは多い。175Rのジャケット絵の寄稿、テレビ朝日系列「堂本剛の正直しんどい」のタイトルアニメーションへの抜擢、『エアギア』『天上天下』の作者大暮維人がアシスタントになろうとしていたことなど、漫画のみならず各方面に影響を与えている。その作風は硬派、熱血に一貫している。森田まさのりは虚構を描かない。登場人物も背景も、全て森田まさのりの中にある現実の模写だ。ゆえに登場人物の主義主張はいずれも真っすぐで、へりくだったり誤魔化すこと...この感想を読む

4.54.5
  • すらりすらり
  • 263view
  • 2096文字
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