べしゃり暮らしの評価
べしゃり暮らしについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
べしゃり暮らしの感想
ベテラン・森田まさのりが『べしゃり暮らし』で伝えたいこと
森田まさのりは漫画のなかにメッセージを込める。『ろくでなしBLUES』、『ROOKIES』の名前を知らない読者はいないだろう。『ろくでなしBLUES』は80~90年代のジャンプを代表する不良・ボクシング漫画であるし、『ROOKIES』は不良とされた高校生たちの青春偶像劇野球漫画で、ドラマ化もされている。その両ヒット作の生みの親が、森田まさのりである。漫画家・森田まさのりを尊敬するアーティストは多い。175Rのジャケット絵の寄稿、テレビ朝日系列「堂本剛の正直しんどい」のタイトルアニメーションへの抜擢、『エアギア』『天上天下』の作者大暮維人がアシスタントになろうとしていたことなど、漫画のみならず各方面に影響を与えている。その作風は硬派、熱血に一貫している。森田まさのりは虚構を描かない。登場人物も背景も、全て森田まさのりの中にある現実の模写だ。ゆえに登場人物の主義主張はいずれも真っすぐで、へりくだったり誤魔化すこと...この感想を読む