圧倒的なジオン愛!暑苦しさすら感じる男の戦い。
数あるガンダム作品の中で、ここまで男らしさをテーマにした作品は自分は無い。
1年戦争から3年が経ち、平和ボケした連邦政府を震撼させるジオンの残光達の義を貫き戦う姿は正に男である。今作品の主人公は本来ならば新米テストパイロットのコウ・ウラキであるが、物語当初の彼では意思を貫き戦い続けてきたガトーの前ではどうしても霞んでしまう。作品を見れば見るほどアナベル・ガトーの存在は大きく強い。亡きジオン公国に対する絶対的な信仰心や、ガトーの義を貫く男しての強さに魅了されていくのは私だけだろうか?帰る祖国は既に無く、巨大な連邦を倒し祖国の復興させるなど考える事すら無駄だろう。しかし彼らは連邦政府を追い込んだ。緻密に練り上げた戦略、ガンダムという絶対的な連邦軍の象徴を奪い、迫りくる追手をなぎ払い、ソロモンへの帰郷を叫び連邦艦隊をなぎ払う姿は圧巻だ。ジオン軍には数多くの魅力的な軍人が存在するが、その中でもガトーは軍人としてのイメージを固めて固めて凝縮した様な姿には、心を震わされる事は間違いない。間違いないからこそ私はOVA版を見る事にしている。劇場版では短すぎる・・・彼らの熱い意志を感じるには短すぎるのだ。
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