悪女に振り回される主人公
チャールズ・ディケンズの小説ということで興味を持ったが、この映画を観て思ったことは、主人公は女に振り回されすぎ!ということでした。
その女性エステラもとにかく気まぐれで感情がない冷たい女性で、一体主人公とどうなりたいのかが最後までよくわからなかった。
主人公は姉夫婦に育てられ、元々身分が低く、将来は姉の旦那の職業の鍛冶屋を継ぐことが当たり前だと思って生活していたが、ある日富豪の家に呼ばれ、さらにエステラに会ったことで、彼が思い描いていた人生ではなくなった。
それからジェントルマンとして育てられ、莫大な遺産を相続することになる、と言われる。そしてエステラは主人公の前に現れたりそうかと思えば姿を消したり、、、こんな怪しい人生、なんで主人公は迂闊に話に乗ったのだろうと思った。エステラへの恋心故なのだろうが、こんな悪女放っておけばいいのにと思ってしまった。
富豪になったことで彼は得たものと失ったものがあるように思う。でも結局彼は遠回りはしたが、姉の旦那の仕事を継ぐことを決意する。一時期はお金に翻弄された彼だったが、様々な出来事を経て、落ち着くべきところに落ち着いたことで、私は彼を見直すことができた。
結局最後にエステラと富豪の家で再開し、両想いっぽくなるのだが、、、そのシーンは個人的には必要ないと思った。
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