監獄にはいってしまうリプリー
「エイリアン3」は、1992年のアメリカ映画。「セブン」、「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が変わると、描き出す姿が大きく変わると感心する。此処から彼は大きく羽ばたくようになる。 今回のリプリーは監獄にたどり着く、スリープした仲間も少女は死んだと嘆く、今回も観客の期待に答えるシナリオで、強く逞しく鍛えられた理知的な女が母でもあると描いている。 牢獄の中の男達の中で、女一人の状態。まるでアナタハンの男の中に女が一人で、周りが殺人を犯していくという話とそっくり。 今回のエイリアンは寄生する度、遺伝子を散りこみ姿が変化していって、リプリーに寄生しているが、それを知ったリプリーは自分の手で始末をする。ここはリプリーが死んでしまった娘や少女を思って泣いた所が下地になっている。 最後のエイリアン退治の場面はアメリカンフットボールの感じで見て欲しい。 リプリーの体が無くなるので、次の作品はいかにと我々のクエスチョンは高まる。
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