因縁の決着
ガンダムファンならばこの作品を語らないわけにはいかないでしょう。 1stから続く、アムロとシャアの因縁も本作をもって完結することとなりました。 人類に絶望して地球にアクシズを落として人類を粛清しようとするシャアと、人類の可能性を信じてそれを阻止しようとするアムロ。 ガンダムシリーズ全般に言えることではありますが、この作品は単なる善悪で語ることは出来ません。シャアがやろうとしていることは紛れもなく虐殺ではありますが、それをせざるを得ない状況にまで彼を追い詰めたアースノイドのことを考えるとただシャアを非難することは出来ません。 もちろんアムロの立場としても、アクシズの落下による大惨事を防ぐための行動なのですからこれに関してはもはや議論の必要すらないでしょう。 しかしながら彼ら二人の間柄はもっと単純なもののような気もするのです。 思想的な考えが異なる以上、彼らは決着を付けたがっていたのかもしれない、この考えはおそらく間違っていないと思うのです。
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