機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの感想一覧
アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」についての感想が9件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
何故にこんなに人気あるんだ?逆襲のシャア
これでいいのか?「逆シャア」私の不満「逆シャア」、数多いガンダム作品の中でもいまだに結構人気ある。私も良いと思う部分もある。しかし富野作品特有のグダグダっぷりも鼻につき、どうも傑作とは思えない。良いことはいろいろ語られてると思うので、ここでは「うーん」と思うシーン、内容をあげる。クエスの存在、必要?正直に言う。いらないと思う!なぜか?何年にもわたって描かれてきたアムロとシャアの最後の戦いなんだから、二人を描くことに専念してほしかった。これに尽きる。ナナイやチェーンはいい。主役二人を引き立たせる存在だし、チェーンが待ちぼうけを食うシーンなどは緊迫の中に少しふわっとしたシーンを入れる意味がある。(チェーンが死ぬ必要は全くないと思うが・・・)しかしクエスはどうだ?両陣営を行き来することでそれぞれの裏事情を表すとか、シャアのララアへの思いを視聴者にわかりやすく伝えるとか、何か効果があればいいが...この感想を読む
アムロとシャアの最後の戦いがここに始まります。
いよいよ因縁の対決に決着がつきます。アムロとシャアがいよいよ始まります。味方や敵となって世界の全てを知ったシャアとアムロの決着がこの作品でつきます。アムロ専用機として開発されたニューガンダムとシャア専用に開発されたサザビーで長く続いた戦争に決着をつけます。人間の可能性を信じるアムロと、人類に滅亡したシャアの戦いがここに始まります。どちらの言い分も見方によっては正しいので、その意見が対立して、激しい戦闘になります。まさにガンダムの名作です。是非みる事をお勧めします。男女問わず楽しいんで欲しい作品です。また、現代のリアルでの考えさせられる作品になっています。
因縁の決着
ガンダムファンならばこの作品を語らないわけにはいかないでしょう。1stから続く、アムロとシャアの因縁も本作をもって完結することとなりました。人類に絶望して地球にアクシズを落として人類を粛清しようとするシャアと、人類の可能性を信じてそれを阻止しようとするアムロ。ガンダムシリーズ全般に言えることではありますが、この作品は単なる善悪で語ることは出来ません。シャアがやろうとしていることは紛れもなく虐殺ではありますが、それをせざるを得ない状況にまで彼を追い詰めたアースノイドのことを考えるとただシャアを非難することは出来ません。もちろんアムロの立場としても、アクシズの落下による大惨事を防ぐための行動なのですからこれに関してはもはや議論の必要すらないでしょう。しかしながら彼ら二人の間柄はもっと単純なもののような気もするのです。思想的な考えが異なる以上、彼らは決着を付けたがっていたのかもしれない、この...この感想を読む
アムロとシャア最後の戦い
1stから続くアムロとシャアの因縁が完結。リ・ガズィを操るアムロにシャアは「情けないモビルスーツ」と言ってサイコフレームの技術をロンド・ベルに流し、それによってνガンダムが完成。結局シャアはサザビーでそのνガンダムに手も足も出ず惨敗。1stの最初だけは圧倒していたけれど、結局その後はずっとアムロにやられ続ける噛ませ犬的なキャラで終わってしまった感。この作品でも相変わらずシャアはララァのことを引きずっていて、女々しい。Zガンダムの時はアムロもまだ多少そういう感じはあったが、こちらは完全に吹っ切っている。アクシズ落としを敢行しようとするシャアを論破していったことといい、パイロットとしての腕だけでなく人間としてもシャアはアムロに負けてしまったなと思えた。
ラストがいまいち・・・
正直、「今更アムロか・・・」という思いでした。シャーはいいんですよ。カッコいいしね。モビルスーツの武器はファンネルが花形って感じですね。もうこの映画ではファンネル使えないモビルスーツはザコと言っても過言ではない。ファンネル自体が結構使い古された武器なだけに、特に新鮮味がなかったですね。そして隕石落下をみんなで食い止めようとするラスト。結局どうなったの?え、これでおしまい?という終わり方だったので、映画を見終わっても不完全燃焼だった記憶があります。個人的にはしっかりしたエンディングが好きなので、もやもやした感じで終わった本作は正直ちょっと良い評価はないです。
νガンダムは伊達じゃない
何度も見てほしい史上に残る名作だといえます。まずMSの造形が最高です。どうしてこんなにかっこいいMSをつくれるのでしょうか。νガンダム、サザビーはもちろんのこと、ジェガンやギラドーガ、クインマンサ、ヤクトドーガといった個性あふれるMSの数々に心躍らずにはいられません。しかし、ガンダムの素晴らしいところは、MSではなくその人間の心を描いたストーリーです。そのためなら、どんなに素晴らしいモビルスーツも一瞬で灰と化します。MSは所詮脇役のようです。あの幼かったアムロが、大人となって宿敵シャアと激闘を繰り広げるさまは心に響くものがあります。お互い譲れない信念でぶつかる両者、想いの果てに行き着く世界は。ガンダムで連続パンチとか、隕石止めようとしちゃうとか、名シーンばかりです。ぜひ
オールドファンから新規さんまで楽しめる初代ガンダムの世界と映像
逆シャアの劇場版は、初代ガンダムと比べ、映像が格段に綺麗になっています。今の最新の映像技術と比べてしまうと、厳しいかもしれません。しかし、初代ガンダムの線の太い映像がちょい苦手な方でも、この逆シャアなら十分楽しめるでしょう。ガンダムでお馴染みのキャラクターと新しくなったモビルスーツ、そして世界観がキリッとした映像で見事に蘇っているからです。ですからオールドファン以外の方で気軽に初代ガンダムの雰囲気と世界観を楽しみたいなら、この逆シャアのDVDが良いかもしれません。そしてこの逆シャアでガンダムのセリフ回しや、世界観が気に入ったら、初代のアニメをチェックしましょう。すると、すんなり初代のガンダムに入っていけるという意味で、逆シャアっていいなと僕は思うわけです。
宇宙世紀の一つの締めくくり
1stと呼ばれる初代「機動戦士ガンダム」でライバルだったアムロとシャアの因縁に決着がつけられる作品です。「機動戦士Zガンダム」では一度は共闘し語り合った二人ですが、再び敵として対峙し戦う姿は見ていて興奮してきます。作画はとてもきれいでMSの動きなども細かく表現されており、今見ても十分楽しめるレベルです。肝心のアムロとシャアの対決もビームライフルやミサイル、ファンネルやビームサーベルなど機体の装備を使い切る勢いで描かれるので見ていて飽きさせません。この作品以後もF91やVガンダムへと宇宙世紀は進んでいきますが、1stから活躍していたアムロとシャアが表舞台から退場するこの作品が、宇宙世紀の一つの区切りとなるのではないでしょうか。
ガンダムの映画では至高の一品
1stガンダムからの因縁であるアムロとシャアの宿命の戦いの最後を描いた今作は宇宙世紀の一区切りになる作品だと思います。一番の見所はアムロとシャアが搭乗するνガンダムとサザビーのかっこよさ!互いにファンネルやビームライフル、ビームサーベルを消耗して戦い、最後にはMS同士で殴り会いをする始末!まぁ、二人の因縁の深さが見てとれる演出でもあるのでとても大好きです。MSのかっこよさ、アムロとシャア以外の各々キャラも複雑に絡まり、それがストーリーを面白くしている要員にもなっているが、シナリオがどことなくごり押し感は否めない感じになっていたり、アクシズを押し返したオカルトパワーなど説明が無いと理解が難しい点があったりと少し残念な所があります。それでも数有るガンダム映画の中では至高の一品だと思うので宇宙世紀のガンダムを知らない人にもお勧めしたい作品です。